「地域デザイン」をテーマに、まちと建築の新しい姿を探る!
理工学部 建築学科 教授 山中新太郎
地域を変える建築の力
優れたデザインの建築によって地域に活力が与えられる事例は、国内外で多く見られます。その一方で、住民と建築家が丹念なワークショップを積み重ねて、その地域らしい建築を実現する例も増えてきています。たとえ小さな建築でも、それを使う人々の意識や営みが変われば、地域に大きな変化をもたらします。建築の力でまちや地域を変えていく。大袈裟かもしれませんが、そんな力が建築にはあります。
地域デザイン
私たちは、地域とデザインをつなぐ「地域デザイン」をテーマに、建築計画や建築設計、地域計画などのデザインや研究を行っています。現在、地方は多くの課題を抱えていますが、その一方で、どんな地域にも様々な魅力が潜在しています。地域デザインの研究とは、地域の課題を調査し、建築設計や地域計画によってデザイン的に解決していくことです。
全国に広がる研究室の活動
山中研究室では、これまでに漁村地域や歴史的な街並みの調査や、地域コミュニティに関する調査、高齢者の行動調査など、様々な調査を実施してきました。一方で、歴史的な民家の改修設計や公営住宅の設計、高台移転地の計画や地域施設の設計など、様々な設計やデザインを地域で行ってきました。さらに、自分たちの設計した建築や地域の利用調査も行っています。研究室では、地域の課題調査→建築設計・地域計画→建築や社会実験の実施→利用調査→計画・設計へのフィードバックというサイクルを、全国の複数の地域で行っています。
活躍する建築学生
地域デザインの研究は大学生が主役です。現地に赴き、住民や行政担当者などと話し合い、様々な調査を実施し、地域や建物の基本計画を行ないます。こうした経験を生かして、卒業後には建築設計事務所や総合建設会社、公務員などに就職し、社会で活躍しています。
建築の楽しさは、考えたことがカタチに現れること。そして、成果が社会と直接結びつくこと。自分たちの引いた線が実際に現場で立ち上がり、その建築を人々が利用している姿を見ると、誰しも感動を覚えると思います。しかし、それは確かな建築の知識や技術を身につけた先にあることです。それを学ぶ場所が大学。日大理工建築は100年の歴史を持ち、業界に多くの人材を輩出してきました。この大学で皆さんの夢を現実にしてください。
写真1枚目 ゼミ旅行で岐阜県各務原市の瞑想の森市営斎場を見学
写真2枚目 静岡県下田市旧澤村邸の改修設計。観光客が立ち寄れるビジターセンターとして活用されています。
写真3枚目 宮城県石巻市雄勝中央団地。東日本大震災の被災地に計画された高台移転地の景観をCGで検証しながら計画しました。
写真4枚目 市民の人たちとマップづくりをしている山中先生
優れたデザインの建築によって地域に活力が与えられる事例は、国内外で多く見られます。その一方で、住民と建築家が丹念なワークショップを積み重ねて、その地域らしい建築を実現する例も増えてきています。たとえ小さな建築でも、それを使う人々の意識や営みが変われば、地域に大きな変化をもたらします。建築の力でまちや地域を変えていく。大袈裟かもしれませんが、そんな力が建築にはあります。
地域デザイン
私たちは、地域とデザインをつなぐ「地域デザイン」をテーマに、建築計画や建築設計、地域計画などのデザインや研究を行っています。現在、地方は多くの課題を抱えていますが、その一方で、どんな地域にも様々な魅力が潜在しています。地域デザインの研究とは、地域の課題を調査し、建築設計や地域計画によってデザイン的に解決していくことです。
全国に広がる研究室の活動
山中研究室では、これまでに漁村地域や歴史的な街並みの調査や、地域コミュニティに関する調査、高齢者の行動調査など、様々な調査を実施してきました。一方で、歴史的な民家の改修設計や公営住宅の設計、高台移転地の計画や地域施設の設計など、様々な設計やデザインを地域で行ってきました。さらに、自分たちの設計した建築や地域の利用調査も行っています。研究室では、地域の課題調査→建築設計・地域計画→建築や社会実験の実施→利用調査→計画・設計へのフィードバックというサイクルを、全国の複数の地域で行っています。
活躍する建築学生
地域デザインの研究は大学生が主役です。現地に赴き、住民や行政担当者などと話し合い、様々な調査を実施し、地域や建物の基本計画を行ないます。こうした経験を生かして、卒業後には建築設計事務所や総合建設会社、公務員などに就職し、社会で活躍しています。
建築の楽しさは、考えたことがカタチに現れること。そして、成果が社会と直接結びつくこと。自分たちの引いた線が実際に現場で立ち上がり、その建築を人々が利用している姿を見ると、誰しも感動を覚えると思います。しかし、それは確かな建築の知識や技術を身につけた先にあることです。それを学ぶ場所が大学。日大理工建築は100年の歴史を持ち、業界に多くの人材を輩出してきました。この大学で皆さんの夢を現実にしてください。
写真1枚目 ゼミ旅行で岐阜県各務原市の瞑想の森市営斎場を見学
写真2枚目 静岡県下田市旧澤村邸の改修設計。観光客が立ち寄れるビジターセンターとして活用されています。
写真3枚目 宮城県石巻市雄勝中央団地。東日本大震災の被災地に計画された高台移転地の景観をCGで検証しながら計画しました。
写真4枚目 市民の人たちとマップづくりをしている山中先生
この先生・教授に出会えるのは・・・
日本大学 理工学部 建築学科
個性を生かす多彩な研究分野。建築・都市空間を創造する「モノづくりの楽しさと喜び」を体感できます