
「ロボティクス基礎」を中心に、ロボットを感覚的に捉えるのではなく、数式と論理によって理解することを重視しています。ロボットは自律的に動く存在ではなく、運動学に基づいた数式や制御理論によって一つ一つの動作が成り立っていることを、授業を通して丁寧に伝えています。また、学生が抱きがちな「すぐに高度なロボットが作れる」という理想と現実の差を知ることも重要な学びだと考えており、できないことを理解する過程がエンジニアとしての成長につながると感じています。さらに、産業用ロボットだけでなく、車椅子や義足といった福祉ロボットにも目を向け、人間工学の視点から人を支援する技術の探究を行っています。理論と実験が結びついた瞬間に理解が深まる教育を大切にし、将来的には試行錯誤から理論へと導く授業を目指しています。

ロボットの動きを、数式と論理から丁寧に理解していく授業
ロボット工学を現実的に理解させるための段階的な学習設計が行われています。抽象的な憧れから出発するのではなく、必要となる知識量や前提条件を明確に示し、学ぶべき領域の広さを実感させる点が特徴です。また、福祉機器や人を支える装置を題材に取り入れることで、技術が社会で果たす役割を具体的に考えます。授業では、数式の暗記で終わらせず、なぜその考え方が必要なのかを問い続け、理解の深まりを重視しています。将来的には、試行錯誤を起点に学びを進めることで、主体的に考え行動できる技術者の育成を目指しています。

人を支える技術を題材に、社会とのつながりを考える
数学や物理が苦手でも「なぜそうなるのか」と考えることが好きな人に向いています。最初は難しく感じても、基礎を身につければ知識はパズルのように繋がっていきます。現実を知り論理で考える力を育ててほしいです。
池田 圭吾先生:近年では、技術の進歩に伴い生体計測器の進化が目覚ましい変化を遂げており、簡易生体情報を計測できる時代になりました。このような技術を用いて人の心理を分析し感情を推定する技術の開発を行っています。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



