
地上望遠鏡や探査機を用いて取得した太陽系惑星の可視光や赤外線のリモートセンシングデータと、大気放射伝達シミュレーションを組み合わせて、主に金星の研究を進めています。金星の大きさや質量は地球とよく似ており、両者は同時期に同様の過程を経て誕生したと考えられていましたが、現在の金星は、地球とは似ても似つかない環境を有しています。この謎に迫るために、全球を覆う雲の構造や微量大気の組成に着目した解析を行っています。
他にも、リモートセンシングに対する知見を活かし、地球観測衛星とドローンのデータによる小麦の成熟期予測や、地球観測衛星データから栽培されている農作物(稲・小麦・大豆・牧草)の分類についても研究しています。これらの研究を通して、農業に関わる方々の労力削減と効率化に役立ちたいと考えています。

地域に貢献できる実用的なモデルの作成を目指しています。
宇宙の理学(宇宙の成り立ちなど)及び工学(人工衛星など)に関する座学・演習や衛星画像の解析実習などが主なテーマです。実際の衛星データを解析する実習を取り入れ、観測データから自然現象を定量的に読み解く力を養います。考え方を押し付けるのではなく、学生との対話を大切にすることで「自分で考える力」を伸ばしていきます。授業では、時事的話題や宇宙開発事例も積極的に取り上げ、自然科学への興味・関心の向上に努めており、ときには外部講師を招き、宇宙研究・開発の最前線に触れる機会を積極的に作っています。

教室には太陽系の惑星が並ぶポスターも掲示。
天気予報、地図アプリ、GPSなど、日常には宇宙からもたらされる情報や技術が溢れており、決して遠く離れた世界ではありません。まずは身近なデータに触れるところから、その面白さを感じてみてください!

趣味は映画鑑賞とジムでのトレーニング。
東北大学大学院理学研究科博士課程修了(博士・理学)。東北大学大学院理学研究科、情報通信研究機構、宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所でのポスドクを経て、2018年9月より現職へ。
JAXAの金星探査機「あかつき」のプロジェクトメンバーとして、研究だけではなく探査機運用や科学観測計画の作成にも従事した経験があり、現在も多数のプロジェクトに参加している。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



