
2024年に社会学部から名称変更した共創社会学部は、「多様な地域の人たちが支え合い構成される社会の研究」をコンセプトにしています。社会・心理・福祉・多文化共生・観光まちづくり・マーケティングといった幅広い学びの分野があり、そのなかで私は社会心理学・対人関係論などを担当。前者で主にリーダーシップやグループ内の関係について講義し、後者は恋愛や友人との関りを主テーマにしています。「社会学部で心理学?」と思うかもしれませんが、経済活動には必ず人が介在しますし、物・情報の流れも同様。「人に注目して、地域・社会への理解を深めていく」という指針で心理学が組みこまれているのです。私はそのほか3・4年生のゼミや1年生向けの心理学の授業を担当しています。

学生のアンケートで選出される「ベストティーチャー賞」を受賞。面白くてためになる授業に定評があります
一方的なインプット学習にしないため、講義に多彩なアイデアを盛り込んでいる高口先生。受講者の多い心理学概論でスマホを使ったクイックアンケートを採用。回答をスクリーンに投影し、大人数でも学生が参加できる授業にしています。また白と黒の水筒からそれぞれコーヒーを試飲し、味の感じ方がどう変わるかといった授業も展開。黒水筒は濃く、白水筒は薄く感じやすいという結果を導く実験スタイルも取り入れています。そして15名規模のゼミでは学生の意見交換で決まったテーマに基づき、深く対話しながら研究や卒論をサポートします。

ゼミ内での関係づくりに重点をおいてマップ完成を目指すコミュニケーションゲームを行いました
見方・感じ方は様々。他人と違うことも多いと学生に話しています。また考え方の癖から物事を客観視できない「認知の歪み」についても説明します。そんな心理を学ぶと、人の行動を論理的に説明できるようになります。

院生のとき後輩の研究や卒論をサポートして、教える面白さを知ったことから教員を志した高口先生です
専門:社会心理学
略歴:
2003年広島大学大学院生物科学研究科環境計画科学専攻博士課程後期修了
2004年3月広島大学障害学生支援ボランティア活動室情報支援コーディネーター
2004年10月広島大学総合科学部助手(~2006年3月)
2006年4月流通経済大学社会学部講師
2009年4月流通経済大学社会学部准教授
2019年4月流通経済大学社会学部教授
2024年4月流通経済大学共創社会学部長
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



