鉄道を取り巻く環境は変化し続けており、特に鉄道技術には次世代への技術の伝承や風化防止など様々な課題があります。鉄道は、車両や電気・土木設備と決められた運転のルールとダイヤに従って運行することで安全快適な列車運行が確保されます。それらは過去の苦い経験の積み重ねから成熟してきたことを忘れてはなりません。現場では何が起こるか分からないし、速やかにその事象に対応しなければなりません。冷静な判断が必要であり、憶測の判断は事故につながります。ヒューマンエラーについても取り組まねばなりません。これらから、私は学生の意識を変えていくことを第一に指導しています。なぜなら意識が変われば行動が変わるからです。当校で「考えて行動できる人間」に成長し、鉄道業界で「タフなプロ」として活躍することを願っています。
鉄道現場での接客・接遇をトレーニングする「鉄道接客基礎」、近畿の私鉄を中心に営業面、安全への取り組み、車両等を学ぶ「鉄道沿線事情」、JR、私鉄の企画乗車券やイベントなどを調べ、増収への手法を研究する「鉄道商品研究」、迅速、的確、正確な調べ方を習得する「時刻表研究」、鉄道会社への入社試験をクリアするための「面接トレーニング」、土木施設、電気施設、運転保安設備などを学ぶ「鉄道構造物」などの科目を担当。その他、過去の事故事例などを解説し、安全に対する意識を高めることにも取り組んでいます。
鉄道業界の使命は、「お客様を安全快適にお運びすること」と「地域社会への貢献」。やりがいがあり、子どもたちが憧れる仕事でもあります。すばらしい先生方のもと就職サポートも万全の当校で夢を実現させましょう。
専門:鉄道構造物、鉄道接客基礎、鉄道沿線事情、鉄道商品研究、時刻表研究、面接トレーニング
略歴:1989年神戸電鉄株式会社入社。駅係員、車掌、運転士、助役、駅担当、操車(車両運用)担当、運転士指導担当、運転指令担当、教習(駅係員、運転士、助役等の養成)担当。現在は、あらゆる鉄道業務を経験した33年のキャリアを活かし、大阪ホスピタリティ・アカデミー 鉄道サービス学科で現場に直結した指導を行っている。