この仕事のやりがいはより多くの人にサッカーの魅力を発信できる点だと思います。実際に試合会場でサッカー観戦を体験してもらい、日常の中で様々な接点を作ることで好きになってもらうきっかけを作る。そのためにより良い観戦体験や非日常体験を提供することが自分の仕事です。小学生以下のお子様を対象としたキッズパスをいかに増やすか私の役割の大きなミッションでしたが、認知の部分にフォーカスして入会までの導線作りに注力しました。結果、コロナ禍以前に記録した年間獲得件数を更新することができたことは、素直に嬉しかった経験です。
私はプレーヤーではなく、完全にサッカーを視聴・観戦する側でした。ワールドカップロシア大会で日本代表がベルギー代表に敗れた時、この差を埋めるのに必要なのはプレーヤー以外の力だと感じて、サッカー業界で働くことを目標として上京しました。この分野を選択した経緯は「ファンベースを拡大すること」にあります。世界と比べてまだサッカーやJリーグの世間的な認知や浸透率は低く、課題だと感じています。自分が携わることでよりファンベースを拡大し、サッカー界の発展に繋げたいと思い現在の仕事を選択しました。
学生時代は主に試合運営の実習に参加していました。実習では自分が出来ていること、出来ていないことを意識しながら参加していました。毎試合実習参加できる環境があったので、日々の実習の中で様々なことに取り組み、改善に繋げていったことが現在の仕事に繋がっていると感じています。また業界理解を深め、他の競技イベントに触れることの重要性を教わりました。休日はバスケのBリーグ観戦に行き、他業種のファンクラブの取り組みも視察しています。子どもでも楽しめる施策を見ては参考にしています。
東京ヴェルディ 所属/スポーツビジネス科/2022年3月卒/東京スポーツ・レクリエーション専門学校在学中から、試合運営の実習に参加する。その中でインターンシップ先として携わっていた「東京ヴェルディ」に在学中の2021年秋から就職。現在はファンクラブ担当として、チームのファンに向けた様々な施策を考案・実施。サッカーの魅力を発信しファンベースを拡大することで、日本サッカー界の発展に貢献したいと語る。