私は今、アパレルブランドの商品企画部に在籍しています。商品デザインはもちろん、予算やコンセプトの設定、店舗やオンラインストアにどの程度商品を出すかなど、開発から販売までをトータルに担うチームに所属していて、先輩のアシスタントをしながら日々学んでいます。この仕事は、ターゲットのニーズや競合店舗の状況、トレンドなどを把握して、商品を開発・販売できるのが魅力。SNSでブランドのタグをつけて発信してくれる人も多く、自分の仕事がお客様の喜びに繋がっていることにもやりがいを感じています。自分が作ったものを買ってくれた方が意図した通りに使ってくれる姿を見るのは嬉しいですし、逆にお客様から学ぶことも多いですね。
小さい頃から、絵を描いたり、文章を書いたり、「何かを作ること」が大好きでした。母親が読書好きで、実家には海外の雑誌がたくさんあり、いろいろなものに触れていると特にファッションに興味を持つようになったんです。もっと詳しく幅広く知りたいと、日本のファッション雑誌も購入。読んでみると「日本にはあらゆるものが揃っている!」と感じて、服飾の勉強をするなら日本で学びたいと思うようになりました。その決意は変わらず、大学卒業後に念願の日本へ渡り、1年間は日本語学校で学びました。日本語を習得し、アパレル業界で働くという夢を実現させるため、現場と連携して専門的にファッションを学べるTDGに入学を決めました。
TDGで学んだことは、今の仕事そのもの。他学科の授業も受けられるので幅広く学ぶことができ、またファッションショーやWEBビジネス授業では学科を越えて交流があったので、自分とは違う分野で学ぶ友人もたくさんできました。この授業では、自分たちでネットショップの運営をする機会があり、他学科の友人とコラボレーション企画を立ち上げ、Tシャツやパーカーを作って販売しました。マーケティングやブランディングを学びながら、先生方が丁寧にフィードバックをしてくれ、すごく勉強になりました。先生とのやり取りはとても楽しく、そのサポートが心強かったです。楽しみながら学べる環境に恵まれ、充実した学生生活でした。
株式会社WEGO コミュニティレーベル事業部 勤務/ファッションデザイン学科/2018年3月卒/日本に来て6年になるYUAさん。将来の夢は自分のブランドを作ることだそう。より多くの経験を積むため、日々試行錯誤を続けている。「ファッション分野を目指すなら、いろいろな経験をしてほしい。ものづくりにはたくさんの要素が詰まっているから」とYUAさんは語る。さらに「やってみたいと思ったことは、迷わずやってみて。絶対に無駄にはならないし、自分が選んだその道は決して間違いではないですよ」とエールを送ってくれた。