「インテルアカデミージャパン」はイタリアのセリエAに所属するインテル・ミラノが運営する、日本の子どもたち向けのサッカースクール。対象は年少さんから小学校6年生までで、今、僕が指導を担当しているのは、主に幼稚園から小学校低学年の子どもたちです。ボールに触るのも初めての子どもも多いので、まず身体を思いっきり動かしてサッカーを楽しむことと、コミュニケーションの大切さを教えています。この仕事のやりがいは、子どもの成長が目に見えるところ。幼稚園時代ふざけてばかりだった子が数年後、真剣にサッカーに取り組んでいる姿を見たときはすごく嬉しかったです。子どもの成長を見守りながら、自分も一緒に成長していきたいです。
小学校から高校まで、ずっとサッカーをしていました。ですから自然と「将来はスポーツに関わる仕事をしたい!」と思うようになって、スポーツビジネスを学べる東京工学院に入学しました。実は、もともと興味があったのは、スポーツショップの販売員でした。でも、入学したあと、サッカービジネスコースの授業の一環として、提携している「インテルアカデミージャパン」の実習に参加したことがきっかけで、サッカーの指導者という仕事に興味を持つように。もともと人と話すことが好きでしたし、歴史あるインテル・ミラノの指導法に触れ、実習を重ねていくうちに、サッカーを教えることの楽しさに気づき始めました。
大好きなサッカーを仕事としてずっと続けていられることは、とても幸せなことだと思っています。現在は、子どもたちを指導しながら、自分自身もインテルの指導法「インテル・メソッド」を学んでいるところです。将来は、今学んでいる指導法に自分なりのアイデアも組み込んで、指導法を確立していきたいです。そしていつか、自分自身でサッカーチームを作り、チームを指導して、世界大会を目指すのが夢です。自分の作ったチームが、日本のサッカー界がもっと世界の大会へ飛び込んでいける先駆けになれたらいいな、と思っています。ですからまずは、そのため必要な知識や経験を、このインテルアカデミージャパンでしっかり培っていきたいですね。
インテルアカデミージャパン 勤務/スポーツビジネス科/2016年3月卒/学生時代は、学校の授業と実習、アルバイトに明け暮れていたという西村さん。東京工学院が提携する「インテルアカデミージャパン」での実習に参加したことがきっかけで指導者に興味をもち、アカデミーからの誘いに応じる形で、現在の職に就く。現在は東京・神奈川で週に4回、サッカー教室を開講し、それぞれの土地の子どもたちの指導にあたっている。「最初の頃は声の出しすぎで、声がよくつぶれてしまい、大変でした(笑)」。休日は、所属している社会人サッカーチームで、プレイヤーとして汗を流す。「公私共に大好きなサッカーと関われて幸せ」と、充実の表情で語ってくれた。