湘南泉病院で医療相談員をしています。入退院の調整や、介護保険・医療保険の相談、どのような支援を受けられるのかをお伝えし、さまざまな窓口をご案内するなど、おもに高齢の患者様とそのご家族をサポートするのが仕事です。患者様にとって何が良いのか、またご家族の思いはどうなのかを一番に考えて対応するよう、常に心がけています。笑顔で退院される患者様とご家族の姿を見たときや感謝の言葉をかけていただいたときには、とても嬉しいですね。医療相談員の強みは、相手の思いを汲み取り、どのようなサポートがベストなのかを考えられるところ。医療とは別の、精神的な部分で支えられることがやりがいにつながっています。
東京福祉専門学校には医療ソーシャルワーカーのコースがあり、相談員としての姿勢を学べたことが良かったです。今の仕事をする上でも、患者様やご家族と話すときにとても役立っています。また医療保険や病気についても総合的に学ぶことができたので、働き始めてから戸惑うこともありませんでした。1年次から3年次の実習では、特別養護老人ホームや精神科病院などいろいろな現場で経験を積むことができ、座学で学んだことを現場で体感することができました。特に印象的だったのは精神科病院での実習です。知識として知っていましたが、実際に目の当たりにすると驚くことも多く、改めて難しさを実感。とてもいい経験だったと思います。
医療・福祉の分野には、いろいろな職種があります。まずは自分が何をやりたいのかを、大まかにイメージしておくといいと思います。その中で、働く場所や働き方など、より具体的なことを調べておくと、目指す仕事が選びやすくなります。全部決められればそれが一番ですが、やりたいことがしっかりと定まっていなくても大丈夫です。東京福祉専門学校でいろいろな分野を学ぶうちに自分が進むべき道を見つけることができると思います。気になったらぜひオープンキャンパスに参加して、学校の雰囲気や学べる内容などをチェックしてみてください。入学後の学んでいる姿や将来の職種のイメージも徐々に見えてきますよ!
特定医療法人社団 鵬友会 湘南泉病院 勤務/社会福祉科/2017年3月卒/母親がケアマネジャーとして働いていたこともあり、医療が身近にあったという久保田さん。小学生のころにテレビで医療系のドキュメント番組を見て、病院の仕事に興味を持つ。「母親の話から病院ではさまざまな職種の人が働いているのを知り、中でも精神的なサポートを行う仕事が大切だと感じました」。東京福祉専門学校を選んだのは、MSW(医療ソーシャルワーカー)を目指すことができ、ほかでは学べない知識を得られると感じたから。現在は医療相談員として、39人もの患者とその家族のサポートにあたっている。