長くやりがいを持って働ける歯科衛生士を育てることに力を入れています。一生役立つ資格を持つことは、人生においても、キャリア形成においても大きなメリットとなりますが、資格取得だけを目指すのではなく、心から歯科衛生士になりたいという気持ちを持つことが何より大切。なぜならそうした強い気持ちがなければ、途中で挫折してしまうこともあるからです。歯科衛生士になるための学びはとても専門的で覚えることも多く、大変な実習も待っています。でも、それ以上に「楽しさ」を実感できる機会もたくさんあります。まったく異なる業種から歯科衛生士を目指し、やりがいを持って現役時代を過ごした私だからこそ伝えられることがあるのではと思い、私自身の経験を踏まえながら、学生たちに歯科衛生士の仕事の魅力を伝え続けています。
「歯科診療補助」の授業では、型どりの材料の練り方、滅菌・消毒、感染予防など、歯科での診療に欠かせない補助業務について学びます。「最初はできないことがたくさんあって当たり前。でも練習を重ね、一つずつステップをクリアしていくことで、できることが増えていきます。また、人それぞれ得意・不得意分野が異なるので、まずは得意を伸ばしてあげることを心がけています」(永井先生)。できなかったことができると、学生にとっての大きな自信になる。だから先生の授業は「できた!」と顔を輝かせる学生たちの笑顔でいっぱいです。
「仕事」は人生を左右する重要な選択肢。だからこそ妥協せず、自分がやりたいことや目標を見つけ、それに向かって進んでいきましょう。本校には同じ目標を抱く仲間がたくさん。切磋琢磨しながら成長できます!
専門/歯科衛生士
略歴/高校卒業後は地元の携帯ショップに就職。人生の転機により、女性でも自立して働ける仕事に就くことの必要性を痛感して、歯科衛生士を目指す。専門学校に入学し、歯科衛生士の資格を取得。上京して歯科クリニックに勤務したのち、講師として本校に入職。「医療系の仕事に就くための国家資格は一生モノ。これがあれば場所を選ばず仕事ができ、キャリアアップも可能なんです」(永井先生)。