
コミュニケーションが苦手、落ち着きがない、忘れ物が多いなど。発達障害と呼ばれる特性を持った子どもは学校になじめずに不登校になったり、ストレスが重なって鬱病などの精神疾患を患うリスクが高くなりがちです。しかし、発達障害特性が高くてもメンタルヘルスに問題がない子どももいます。その差はどこから生じるのか。小中学生やその親にアンケートを取り、その理由を探っています。これまでの研究からは、学校やクラスに助け合う風土や一致団結して物事に向かう環境があると発達障害を持った子どもたちも大きなストレスを抱えずに学校生活が送れるという傾向が見えてきました。他にも要因があるかもしれません。今後も研究を続け、発達障害特性がある子もない子もすべての子どもが幸せに生きていける環境づくりに貢献したいと思っています。

子どものメンタルヘルスが研究テーマ。どの子どもも幸せに生きられる環境を整えたいと思っています。
担当する福祉心理学と障害児(者)心理学の授業では、毎回アンケートを取ります。すると「小学生の時に同じクラスだった子にこの障害があったのかも、と初めて気づきました」とか「障害のある人の考え方が分かったので、次からこう接しようと思います」など、自分や周囲と結びつけて考える意見が多く見られるそうです。「次の授業開始時にこれらの意見を読み上げることで、他の学生たちも周囲の見方や周囲への働きかけ方が変わったらよいなと思っています」と森先生。知識を得るだけでは終わらない、変化に結びつく授業を目指しています。

ゼミのテーマはなんでもOK。学生が自分の興味に沿った研究が進められるようにサポートします。
心理学を学ぶと、自分や周囲の見え方が少し変わります。そのことで気持ちが楽になったり、友だちとの付き合いがうまくいったりすることも。社会を生きていく上で役立つ学問=心理学を一緒に学びましょう!
資格:公認心理師、臨床心理士
専門分野:臨床心理学、教育心理学、特別支援教育
研究テーマ:子どものメンタルヘルスに関わる研究、発達障害特性とメンタルヘルスの関連に関わる要因の研究
略歴:弘前大学大学院医学研究科医学専攻 博士課程修了 博士(医学)。弘前大学大学院医学研究科付属子どものこころの発達研究センター特任助手、帝京平成大学健康メディカル学部心理学科 助教などを経て、2024年4月より現職。
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