
哲学は「将来すぐに役立つ知識」を学ぶ教科ではなく、答えのない問いに向き合い、考え続ける力を育てる学問です。本校では、哲学書の原典テキストを丁寧に読み込み、何度も立ち止まりながら理解を深める授業を行っています。簡単に答えにたどり着けないからこそ、「わかった」と感じた瞬間の達成感を大切にしています。また、安楽死や臓器移植といった生命倫理のテーマも取り上げ、現代社会が抱える難しい問題について考察します。正解を押し付けるのではなく、学生一人ひとりが多様な視点から意見を交わすことで、問題の複雑さや他者の考えを尊重する姿勢を養うことを目指しています。

哲学が好きな学生が気軽に立ち寄って語り合える南先生の研究室
授業では、高校までの受け身の学習とは異なり、自身の関心に沿って学んでいる実感が得られる雰囲気が広がっています。学生同士の意見も多様で、異なる価値観に触れることが刺激となり、議論を楽しむ姿が見られる。南先生は授業外でも気軽に研究室を訪ねやすく、哲学の話題はもちろん、日常の相談にも耳を傾けてくれる存在です。哲学によって物事の見え方が変わる面白さを知り、学びをさらに深めたいと前向きに将来を描く学生も多い。

学生たちが共に切磋琢磨しながら研究できるような授業を展開
哲学はすぐに役立つ知識ではありませんが、考え抜いた経験は大きな力になります。難しい問いに向き合った学びは、粘り強く考えられる人として将来の評価にもつながるはずです。
東海大学をはじめ多くの大学での非常勤講師を経て、2022年に国学院大学北海道短期大学部へ
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