担当している「体表解剖学」の実習では、筋肉がどこにあるか、またその筋肉がどの関節を動かしているかを実際に自分達の身体を動かし、見る中で理解し、技術を身につけてもらいます。この理学療法士として必要不可欠な筋肉についての知識を深く学ぶことで、痛みのある筋肉を見つけて緩めたり、ストレッチを行い、働かなくてはいけない筋がきちんと働いているかを確認する作業ができるようになります。
授業ではまず、画像や教科書などで筋肉が体のどこをどのように通っているか確認してもらい、さらにその筋肉の触れ方を動画でより具体的に確認。そして学生同士でペアとなって、実際にお互いの筋肉に触れて確認するという風に段階を踏んで指導しています。学生のみなさんにはこの学びの中で、理学療法の基礎を身につけてほしいですね。
「私の授業では、筋肉がどこからどこまでついているか、筋肉の大きさ、固さ、さらに筋が収縮する感覚を実際に筋肉に触れて確認し、学んでもらいます」。先生の「体表解剖学」では、理学療法士が患者様に効果的なリハビリテーションを行うために不可欠な筋肉について学びます。実践的な授業では、触れた筋肉を圧迫すると、筋肉を緩めることになり、その筋肉がついている場所を引き離すように関節を動かす=ストレッチなど、治療法についても指導を受けられ、理学療法士として臨床現場で活かせる知識、スキルを身につけることができます。
とにかく自分が気になる!やってみたい!と思ったら小さなことでもいいから行動に移してください。その行動が自分を前に進めてくれます。もしそれが理学療法士だったなら、私たちが全力で応援しますよ!
専門:体表解剖学
京都大学医療短期大学部 理学療法学科卒業後、愛仁会リハビリテーション病院に勤務。その後、三菱京都病院において更なる経験を積む。現在は、大阪医療福祉専門学校 理学療法士学科 副学科長として、日々学生を指導し、その成長を見守る。