美容師は美を提供する仕事ですが、まずは自分が美容を楽しむことが大切だと思います。私自身、美容師としてサロンに立つと、お客さまから「あなたと同じ髪型にしてください」「その服、どこで買ったんですか?」などと言われることが結構あったんです。つまり、自分が美容を貪欲に楽しみ、好きなスタイルをしていると、同じような想いをもつお客さまが自然と集まってくださるものなんです。また、要望に応えることも重要ですが、それ以上に提案ができる美容師になってほしいです。特にSNSをはじめウェブサイトの情報があふれている現代においては、お客さま自身も情報量が豊富。私たち美容師は、その情報を超えるだけの知識をもち、似合わせの提案をしなくてはなりません。常に情報のアンテナを張り、止まることなく学び続けてほしいと願っています。
国家試験の課題に必要なワインディング、セッティングといった実習系授業と、技術理論を担当している藤井先生。「合格するためには、絶対的な重要ポイントを押さえる必要があるので、最初にしっかりと伝えたうえで、一つひとつ丁寧にステップアップしてもらうことを大事にしています。また、アシスタントに入ったら必要だよ、など実体験を伝え、少しでも実務イメージをもてるようにしています。そして、多くの人が苦手な理論は座学だけでなく、実習中でも出題してみたりすることで、頭の中の知識と実技が結びつくように工夫しています」。
この学校はトータルビューティーを幅広く学べるので、まずは全部体験してみてください。体験してみると、意外な自分を発見できるもの。未来の可能性を広げて、「本当になりたい自分」を見つけてください!
ヴェールルージュ美容専門学校を卒業後、スタイリストとしてサロンに立つ。また、同校の教員として、自身の経験を活かしながら次代のスタイリスト育成に力を注いでいる。本学での学びは、「とても実践的だった」ことを、サロンに出て初めて気がついたとか。在学中の経験値の高さがその後の成長につながっていくことを伝えながら、指導にあたっているそうだ。