日本の空の安全を守るCoreとなる職場で働いていることに、責任とやりがい、誇りを感じています。航空管制技術官の仕事は、無線機器などのハード面の保守点検や更新の他、ソフト面では管制システムの構築やアップデートと多岐にわたります。働く場所も管制室や空港内外の機器を設置した施設、システム開発室と様々で、随時行われる職員研修により、より専門的な知識・技術のアップデートも行われています。管制室の窓から空港全体を見渡し、管制官の指示で数多くの航空機が整然と離発着を繰り返すのを見ると、自分の仕事が空の安全を支える重要な仕事であることが一目瞭然で、その責任を全うする覚悟を改めて自覚する毎日です。
元々エンジニアを志向しており大学へ進学することも考えていましたが、進路を探す中で航空関係に興味があったこともあり航空保安大学校のことを知りました。航空保安大学校は入学と同時に国家公務員になれ、しかも就職活動をすることなく興味のある分野の専門職に就けることも知りました。大学卒業までの4年プラス就職してからのキャリアアップの時間を考えると、高校卒業後スグに自分が望む分野の専門的な勉強ができることが魅力的で、迷い無く入学を希望しました。また、仕事をする上で必要な国家資格取得に向けた学習環境が充実しているうえ、講師陣も航空管制技術官の先輩であるため、実践的かつ専門的な勉強ができることも魅力でした。
航空保安大学校では2年間という短い在学期間ということもあり、専門的な知識を効率よく学ぶことができます。航空保安無線施設や管制情報処理システムの知識などを航空管制技術官の先輩である講師陣がわかりやすく、より専門的、より実践的に教えてくれます。学校は寮費無料の全寮制で、完全個室のキレイな部屋が用意されていますので、自由で快適に生活できます。時間があるときは関西国際空港を見渡せるミーティングスペースで勉強したりクラスメイトとの会話を楽しんだりしていました。
航空管制技術官になるための勉強は、数学と物理の勉強が好きであることが非常に有利に働きます。また、航空関係およびエンジニアの仕事に興味があることも大切なポイントです。航空保安大学校入学後は国家公務員となり、本校での学びは公務員の専門職への研修という位置づけとなりますので、入学金や授業料、寮費が要りません。生活環境としては、学校は寮と隣接しており通学時間は徒歩1分以内で、学校の立地も関西国際空港の向かい側の『りんくうタウン』内にあり、電車の乗り換え無しで大阪市内に行けますので、オフの時間も含めて充実した生活を送ることができます。
国土交通省 大阪航空局 関西空港事務所勤務/航空保安大学校 航空電子科/2021年卒/もともと家族が旅行好きで、幼いころからあちこち頻繁に家族旅行をしていた秋月さん。航空関係の仕事に興味を持ったのは自然なことだったが、航空保安大学校のことは知らなかった。理系の勉強が好きで、将来エンジニアになることは決めていたが、進路選択の時に高校卒業後スグに希望する分野や職種に直結する専門的な学びの場があり、しかも国家公務員という身分が与えられる学校があることを知り、両親の勧めもあり航空保安大学校への進学を決意した。