JR系列のシティホテル内にあるレストランでホールスタッフを務めています。担当業務はホールで行われる業務のすべてとなりますが、朝・ランチ・ディナービュッフェの準備と運営全般、ラウンジでのドリンク提供や接客が主務となります。お客様と関わる時、最も大切にしていることは「何事も丁寧に、失礼のないよう言葉遣いや所作に意識を払うこと」。私の接客を通してホテルでの滞在が少しでも楽しいものになれば嬉しいです。お客様からのお礼や「美味しかったよ」という言葉をいただくことは何よりの喜び。また、料理の補充や食器の整理など、無意識に行っていたことを先輩や上司が見ていて、褒めていただけた時なども達成感を覚えます。
地方都市の過疎化について知り「地域の賑わいに貢献したい」と感じたことが今につながっています。せとうち観光専門職短期大学を志望した理由は、2年次から選択可能な「観光地域創生クラス」の存在。豊富な実習時間が確保されていることや、3年制で少しでも早く現場に立てることにも惹かれました。1年次には観光業界を広く学び、ホテルの歴史や役割、接客の所作についても学べます。そこで知ったホテリエの洗練された姿は私の目にとてもかっこよく映り、憧れの存在となりました。就職活動時は地域創生とホテルのどちらへ進むか悩みましたが、先生の「ホテル運営も地域創生の一つの形だよ」という言葉に背中を押され、現在の職場を志望しました。
学生時代に受けた「ホスピタリティ実習」は現在の実務に直結する学び。お客様にサービスを行うための精神的な基盤である、おもてなしの心やマナー、所作を学んだ後にレストランで用いられる食器の持ち方や置き方、ワインの栓の開け方などを実践的に学びます。また臨地実務実習(1年次に3週間、2年次に6週間×2回の計3回実施)では、ホテルで実務を体験でき、今につながる基礎が培われたと実感しています。志望する職に就けた今、より一層の責任感をもって実務に取り組んでいきたいですね。今後はより正確により効率よく仕事をする方法を模索し、いつか上司のように広い視野で現場を見て適切な指示ができる、頼られる存在になりたいと考えています。
株式会社JR四国ホテルズ JRホテルクレメント高松(カフェ&レストラン ヴァン)勤務/観光振興学科(観光地域創生クラス) 卒/2024年卒/ホテリエがお客様にサービスをする凛とした姿に憧れ、ホテル就職を志したという石井さん。学生時代には地域創生を専門的に学ぶクラスに所属し、臨地実務実習でも地域創生に関わる企業や団体での実務に取り組んだそう。「最終的にはホテルを志望しましたが、地域創生と観光とのつながりを理解しながらそれぞれの役割・仕事について知ることができたのは有意義な時間でした」。入社から約半年経つも課題が多いと石井さん。しかし常にお客様を第一に考え、最善を尽くすことが大切だと意欲的に語ってくれました。