謎のサークル発見!サークルクラッシュ同好会/大学生ライター
皆さん、大学のサークルにどのようなイメージをおもちですか?
高校までの部活とは違い、ほとんどのサークルは加入、退会も自由ですし、自分でサークルを作ることもできます。
しかしまた、部活とは違い簡単に崩壊することも…。
今日はそんなサークルが崩壊=クラッシュすることを研究している「サークルクラッシュ同好会」の会長ホリイ・センさん(京都大学4年生)にお話を伺ってきました。
―さっそくですが、サークルクラッシュについて教えてください
お互い異性に興味があるという前提の話ですが、まず、恋愛経験の乏しい男性や女性ばかりによって構成されるサークルなどの集団に異性が入ってくるとしますね。
すると、異性に免疫のない人たちは、ちょっとでも優しくされると「自分に気があるんじゃないか」と勘違いし、その異性のほうも八方美人な振る舞いをすることにより、三角関係や四角関係などができてしまいます。それにより、人間関係が悪化してしまうことをサークルクラッシュ(略して「サークラ」)と言います。
特に恋愛に慣れていない人が急に失恋をしてしまうと、ダメージが大きく、サークルに顔を出すのも嫌になってしまいます。
―サークラ同好会の目的はなんですか?
最初はこの同好会はネタで作ったんです(笑)
ただ、サークラという現象の背景として、コミュニケーションが苦手な人がもともと属していたコミュニティで居づらくなった結果、オタクサークルなどに行き着いて集まっていることに気がついて。
なので、現象を研究しつつ、大きな目的としては、生きづらい人がどうすれば生きやすくなるのかということも考えています。
―サークラ同好会は普段は何をされていますか?
月1ぐらいで例会を開いて、各自が抱えている問題について話し合うなどいろいろやっています。
大きな活動の一つとして、年に1度、会誌を発行しています。内容としては、実際にサークラにかかわった人へのインタビューや、社会学などを用いたサークラ現象の研究成果などです。
サークラに限らず、コミュニティや恋愛などそのものについても書いてます。会誌は京都大学の学祭の期間中などに売り出しています。
―ちなみに…サークラ同好会の中でサークラが起こったことはありますか?
実はすでに起こったことはあります。詳しくは話せないんですが、その結果同好会の関東支部が崩壊してしまいました。
―なかなか実践的ですね(笑)。今日はありがとうございました
ネタで始まった同好会も、今では順調に会員数が増えているらしいです。この取材は学祭期間中に行いましたが、学祭期間中にも入りたいという人がいたそう。
あなたも京大の学祭に来た時には、一度のぞいてみては。