スタディサプリ一流講師が提案! 圧倒的に効率がいい!夏休み受験勉強法【岡本梨奈先生】

この夏、受験勉強をはじめる高校3年生のきみ。よ~し!受験勉強始めるぞ!!!と意気込んだそのあと、何からはじめました??きみが選んだその1歩目、もしかしたらちょーーっと効率悪いかも…。時間が限られている受験生だからこそ、効率よく勉強をしてほしい。そんな想いから、放課後版編集部は長年受験生を応援し続けてきたスタディサプリの一流講師陣に、夏休みの40日間を使って効率よく受験勉強をする方法を教えてもらいに行ってきました。第3回は古典の岡本先生です。勉強法に迷っている人必見です!

基礎固めは早めに!自分なりの勝ちパターンを見つけよう!

(要するに)

  • 40日ですべきことを30日で仕上げるつもりで!
  • 夏は最低でも単語と文法をマスターせよ!
  • 偵察必須! 志望校の過去問は夏に必ず1度「見る」!

40日ですべきことを30日で仕上げるつもりでやる。

Q.ズバリ、高3の夏休みの40日間をどう使うのがよいでしょうか?

どう使うかは現在の勉強の進度により異なりますね。ただ、受験日は全員にあるので、そこから逆算しておおまかなスケジュールを立ててみるといいですね。例えば、夏から始める人なら、8月末までに文法を終わらせて、9月末までに読解のルールを覚えて、10月からセンターや二次対策、11月には過去問も並行して実施。こんな風にざっくり立ててみる。どうせ予定は狂うでしょうから、おおざっぱでいいです。

夏休みにやるべきことが見えたら、その勉強量を5で割る(35日と仮定)。その量を7日ではなく、5日でやりきるつもりでやる。そうすれば、万が一予定がズレても残り2日を使って週内でやりきれる。やり切れたら、先に進んでもいいし復習に使ってもいい。こんな風に夏休み40日じゃなく30日で仕上げるつもりでやっていくと、たとえ想定外のことが起きて予定がズレても、ある程度余裕をもたせてあるので、決めたことは夏休み中にやりきれるはずです。

最低でも単語と文法は夏に仕上げて!

Q.夏休み中には仕上げておきたい勉強はありますか?

古文・漢文って他の科目に比べるとやることが少ないんですね。だから夏から始めてもまだ間に合う。秋以降の勉強を効率よくやるためにも、まずは単語と文法からやるべき。単語なら秒速で出てくるレベルまで仕上げる。例えば4週間で400個の単語を覚えるなら、1日目は20個、2日目は昨日の20個+20個、3日目は2日目までの40個+20個…こんな風に増やしていく。週単位でやるから6・7日目はそこまでに覚えた100個を何度も反復する。2週目以降も同じように繰り返せば、4週(28日)で400個覚えられます。600個くらいほしい人は、同じペースのまま6週間で仕上げるか、1日30個に増やして4週で仕上げるなどで、調整するといいですね。

文法は、サプリを使えば12講で仕上げられるように構成してあります。1日1講やれば12日で終わるから、2週間で仕上げるつもりで組めば大丈夫。ただし、2講までの内容は確実に理解してから3講以降に進んでください。1、2講で覚えられないところがあれば、そこだけ何度も繰り返してやってから進む。ちなみに古文と漢文両方必要な人は、必ず古文からやること。漢文の訓読は、日本の昔の人たちが、自分たちが読めるように考えたルールだから、その当時の日本の文法(=古文文法)がわかっていないと理解できないのです。だから古文文法をマスターしてから漢文へ。

テストも偵察! 志望校の過去問は夏に必ず1度「見る」!

Q.センター対策や過去問はいつから始めるのがいいでしょうか?

私は「1回」でいいから夏のうちにやってみることを勧めています。その1回は偵察です。どんな問題が出されていて、どのくらいの量があるのかを知る。夏のタイミングでは出来なくていいんです。だから「見てみなさい」と。これはセンターに限らず2次試験も同じです。問題量、本文の長さ、文法問題が出るのか、文学史はどうか、国語全体で時間はどれくらいあって、大問数はいくつか。テストの傾向を見る。そして一応解いてみる。たぶん出来ないと思います。

今は出来なくてもへこまなくていいから。あくまでも「敵」を知るためです。よって、数年分の問題をパラパラと見比べてみて、問題の傾向が同じかどうか確認しておこう。もし直近で傾向が変わっていたら、新しい傾向を確認。万が一、前年で変わっていたら、その時は古いほうでレベル感だけ掴む。ただ、古典はめったに傾向が変わらないので、そんなに神経質にならなくても大丈夫。本格的に過去問に取り組むのは、読解ができるようになってから。遅くとも11月には始めてほしいですね。

自分なりの勝ちパターンを見つけろ!

Q.11月にはセンター・過去問対策を始めた方がいいのはなぜでしょうか?

国語って、時間配分が一番難しいんです。古文単問、漢文単問ならそこまで苦労はしないと思うけれど、80分で「国語」を解き切らなきゃいけないし、集中し続けなきゃいけない。だからこそ、どれから解いていけば良いか自分なりの勝ちパターンを見つける必要があるんです。例えば私は、古文→漢文→現代文の順で解いていたんです。理由は、自分が得意な古典を集中力があるうちに済ませたかったから。古文と漢文を30分強くらいで解いて、残り50分弱は全部現代文に回す。こんな風に時間配分を決めていて。ただ、これって人それぞれなんです。

得意からやりたい人もいれば、苦手からつぶしたい人もいる。だから、自分にとってこれが一番いいという勝ちパターンを、何回も何回も練習して見つける必要がある。一回うまくいっただけなら偶然かもしれない。だから、過去問を解くときは常に順番や時間配分を意識して解いてほしい。そして、これだ!と思えるパターンを見つけたらひたすら同じパターンで練習する。安易に崩さないこと。模試でももちろん。直前にいろいろ試す時間は残されていないでしょうから、遅くとも11月には必ず、です。

この本好き。そう思える一冊を自分の目で見て決める!

Q.おすすめの参考書があれば教えてください。

参考書は、口コミや推薦じゃなく、行けるなら書店に足を運んで自分で中身を見て決めてほしいです。自分が「好き」と感じたものをしっかり1冊こなすことが大事だと私は思います。内容比較がまだできないとしても、たとえば文章の言い回しや文字の大きさ、詰まり具合、色字の度合いとか、そんなのでもいいんです。どんなに内容が良くても、たとえば小さな字でびっしり書いてあるとして、それが苦手な人にとっては、その本を読みきるのは苦痛でしかないでしょう。だから、この参考書好きだなと自分が思えるものを選ぶといいですよ。

あとはその時に必要なもの次第です。解説充実タイプがいいのか、演習問題が多いタイプが欲しいのか。やっぱりパラパラめくってみて自分に合うものを選んでほしいですね。

読めない…と思ったら原因分析! 回数を重ねればパターンが見えてくる!?

Q.古文の長文読解が苦手な人へ、読解のコツなどあれば教えてください。

読解のコツの前に、苦手だと感じる理由が特定できていますか? 単語や文法、句法が正しく理解できているか、読解のルールが理解できているか、主語把握法など文章を読み解く情報処理能力を身に付けているか。単語と文法のみで、なんとなく読んでいないか、とか。まずは、制限時間取っ払って、正しく解くことを目標にやってみてほしいです。読解が苦手という人の大半は単語や文法、句法が正しく理解できていないので、自分がどこで躓いているか分析して、原因がわかったらとにかくそこをやる。単語や文法は一通り覚えて理解できていて、それでも読解が出来ない場合は、読解のルールを確認しよう。私の参考書『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&

サプリの読解スタンダードでは、1つの講義の中にいくつかルールを入れてあって、順を追ってやっていくと自然と身につくように作っているのですが、本ではルールを前面に出し、例文を練習問題として解くことでルールを身につけるというアプローチをしています。ルールを理解してから練習したい人は、是非参考にしてほしいですね。もし、時間が足りないだけなら練習を重ねていけば出来るようになるはず。回数を重ねると古文あるあるとも言えるお話しのパターンもわかるようになると思う。例えば、出家や結婚の話、歌徳説話など登場人物やシーンが違っても大体同じようなオチだったりします。パターンがわかるようになると、話の流れを先読み出来るようになるし、読むスピードも違ってくるはず。これも1つのコツですね。あともう1つ、問題は解いたあとが最も大事だということ。結果に一喜一憂するのではなく、解けなかった問題はその理由を明確にして、1つ1つ出来るようにしていかないと意味がないですからね。

受験生のみなさんへ

〝夏休み40日間もある〟と思うと途中でダレてしまう人もいると思う。でも、決めたのならやり抜いてほしい。そんな想いを込めて書きました。これは私自身へのメッセージでもあります。この夏だけじゃなく、行きたい大学があるなら合格を手にするまで、かなえたい夢があるならその夢がかなうまで。最後まで一緒にやり抜きましょう!

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スタサプ編集部

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