オープンキャンパスに行ったら食べてみたい!こだわりの学食がある大学5選
夏といえば、遊びや部活、勉強とは別に、進路も真剣に考えるころ。
資料の請求やオープンキャンパス、先輩が通う大学への訪問…やれることはたくさんあるけれど、まだイメージが湧かないなぁ…なんて人もいるのでは?
そんな時のアドバイスとして、「勉強」のほかに何か一つでも興味をもってみると、大学に対してのイメージが変わったり、前向きな気持ちになれるかも!
今回は、大学構内にある学食の中でも、「こだわり」をもっているお店をピックアップ。
まずは「これを食べに行ってみよう!」という気持ちから大学探しを始めてみては?
※オープンキャンパスへの参加は、最新の新型コロナウイルス感染症の感染状況を確認のうえ、保護者とよく相談して決めよう。学校ごとの実施の有無は、学校HPなどで最新の情報を確認しよう。
【神奈川大学】地元神奈川県産! 朝採り野菜のおいしさを学生に届けたい
神奈川大学の学食のテーマは「学生さんを食の分野でサポートする」こと。価格、品質、栄養を前提に、おなかいっぱいになってもらえることを目指している。
こだわりのポイントとしては、地元神奈川の農家と契約する、朝採り野菜の提供。「朝採った野菜を畑で食べるのが一番おいしい」という、農家の小川さんとの何気ないおしゃべりから始まったのが、この取り組み。
「野菜不足になりがちな学生さんの、食生活の改善に役立ちたい」、「こんなにおいしい朝採り野菜を、学生の皆さんにも食べさせたい」、まるで親のような温かい思いが実現に至った理由だ。
※150gの手作りチャーシューと山盛りキャベツ炒めがのった神大ラーメン594円
※ざく切りにしたキャベツに塩だれをかけて 63円
※魚介系のつけ汁で食べる極太つけ麺とたっぷり茹で野菜 480円
神奈川大学の横浜キャンパスにあるカフェ「シフォン」で販売されている、北海道産生乳で作った名物「神大ソフト」は、1日500食売れることもある人気のソフトクリーム(手作りワッフル)240円。メロンパンにはさんで「メロンパンソフト(240円)」として食べるのもおすすめ。
神奈川大学は例年、学生の皆さんとの農作業体験や、農家の方との交流会、また日本の農業と食について理解を深める現地訪問の企画を実施している。今後は、地元の農産物の消費拡大のため、横浜市や神奈川県の農業団体との連携を進めていく予定。
学校法人神奈川大学
神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-26-1
TEL:045-481-5857
URL:http://www.kanagawa-u.ac.jp/
【女子栄養大学】学食の栄養価を掲示するほどの栄養管理の徹底
「タニタの社員食堂」の栄養士、荻原菜々子さんの母校である女子栄養大学短期大学部をはじめ、女子栄養大学では、学食を外部に委託せずに職員によって運営している。
そこには「食により人間の健康の維持・改善を図る」ことを理念とし、学食も教育活動の一環と考えることから、「食の実践の場」として位置づけられている。
20歳の女性の1日の摂取カロリーの1/3を目安に、1食650Kcal前後、150g以上の野菜をとれるような定食2種類を提供。すべて、女子栄養大学の食事法「四群点数法」に基づき、管理栄養士が献立を作っている。
※香川県フェアを行った時の定食430円
※ここまで管理してくれると、健康面もなんだか安心できる
女子栄養大学では、年に2回ほど、連携先の香川県、福井県の食材を使ったメニューを提供する「香川県フェア」「福井フェア」を行っており、学生もそれを楽しみにしているのだという。
また、学食の栄養価を毎食掲示するなど、作るだけでなく食べる側も栄養価を意識するような取り組みも行っている。
※女子栄養大学の学食は一般への提供は行っていないが、オープンキャンパスでの来校時には提供している
女子栄養大学 学食
女子栄養大学 埼玉県坂戸市千代田 3‐9‐21
女子栄養大学短期大学部 東京都豊島区駒込3-24-3
広報戦略室学園広報課
TEL:03-3915 -3668
URL:http://www.eiyo.ac.jp/
学食メニュー:http://www.eiyo.ac.jp/cafe/
【東京大学】本物の味を届ける「30分間」へのこだわり
東京大学の春日門を入ると、木をふんだんに使った現代的な建物と、ガラス越しに和菓子をつくる店員さんが迎えてくれる。東京大学の敷地内にある「廚(くりや) 菓子 くろぎ」は、予約のとれない日本料理店としても知られる「くろぎ」の姉妹店。恵比寿にある「猿田彦珈琲」が提供するコーヒーと、くろぎが作る「和菓子」を楽しむことができる和菓子店だ。こだわりは「ライブ感」、そして「おもてなし」。それが実感できるのが「蕨(わらび)もち(2200円)」だ。
※ガラス張りなので、和菓子を作るようすも楽しめる
※塩物、干菓子、珈琲、季節のお花を添えて提供してくれる
※つなぎに使うのは水のみ。うぐいすきな粉ときな粉をまぶし、黒蜜をかけて食べる
「賞味期限30分の蕨もち」としてメディアでも取り上げられているが、正確には「できたて30分が本物の味をおいしくいただける」という意味。
この、本物の味をお客様にも味わっていただきたいという思いから、毎回でき立てを提供しているのだ。それも「ライブ感」や「おもてなし」を大切にしているからこそのこだわり。
でき立ての蕨もちは氷で冷やされてヒンヤリ、もっちりが癖になる食感でやみつきになりそう。蕨もち以外にも、カウンターにかわいく並ぶ生菓子もその日に作ったもの。敷地内にある会社や病院の先生、看護師さんが利用することも多いようだが、これから世界に羽ばたいていく東京大学の学生にも、できたての和菓子の味を伝えていきたいようだ。
廚 菓子 くろぎ(東京大学)
東京都文京区本郷7-3-1 東京大学内春日門内
ダイワユビキタス学術研究館1階
URL:http://www.wagashi-kurogi.co.jp/
【岡山大学】すべて手作り! 無添加にこだわるランチ&スイーツ
SANAA(サナア)が設計した岡山大学の敷地内にある、美しい曲線で構成される透明な建物が「ジェイテラスカフェ」。屋内にいるのか、屋外にいるのか…不思議な感覚を楽しむことができるカフェだ。ジェイテラスカフェのこだわりは、産地指定の食材選びや、化学調味料などの添加物を使わず、ドレッシングやシロップに至るまですべてを手作りで行うこと。野菜は、岡山大学農学部と連携し、収穫されたものを中心に岡山県内で生産されたものに徹底している。
※人気は、野菜たっぷりランチBENTO 1080円
※シロップも手作りのかき氷レモン 540円(+50円で練乳トッピング)
※すももを使ったタルト 430円
※屋外? 屋内? 不思議な感覚になるジェイテラスカフェ
※自然と一体化したようなお店の造り
ジェイテラスカフェは一般企業が運営するカフェなので、いわゆる学食の価格よりは少し高めになるが、学割などを設けて学生さんが使いやすいように工夫もしている。それ以外にも、学校の先生が接客の場として、テラス席はクラブ活動の場として開放し、今後は今以上に地域との交流ができるような柔軟な場として活用域を広げていきたいと考えている。
ジェイテラスカフェ (岡山大学)
岡山県岡山市北区津島中 1-1-1 岡山大学構内
TEL:086-253-0567
URL:http://jtcafe.jp/
【立命館大学】八百屋だからできる! 京野菜にこだわったバイキング
立命館大学朱雀キャンパスの7階にあるTawawa二条店は、「もの(素材そのものの持ち味)」「こと(京都に残る歴史や文化)」、「ひと(生産者や職人のこだわり)」を大切に、レストランやスイーツ店舗の運営を行っている。こだわりは「野菜」で、主に京都ならではの「京野菜」をふんだんに使ったバイキングが中心。
本社が、京野菜や各地の野菜などを卸す「八百屋」のため、契約農家から仕入れる新鮮な京野菜などを提供することができるのだ。バイキングにすることで、「手軽にたくさんの野菜を食べていただき、そのおいしさをもっと知っていただきたい」、この思いをモットーとしている。
※京野菜をはじめ、新鮮な野菜が14品以上並ぶサラダバイキング
※調理された野菜も数多く並ぶ
Tawawaはランチもディナーもバイキングスタイル。メインディッシュや天然酵母のパン、自家製デザートまでついてくる「Tawawaランチ」(1300円)が、季節の野菜を堪能できるお得なセットとして大人気。学生にはちょっと高いようにも思えるが、実は立命館大学の学生証を提示すれば、本人含め5名まで半額になる取り組みを行っている。すべて店舗で調理を行っているので、できたてをいただけるのもうれしいポイント。
Tawawa二条店(立命館大学)
京都府京都市中京区西ノ京朱雀町1番地 立命館大学朱雀キャンパス7階
TEL:075-813-8310
URL:http://www.kyo-tawawa.co.jp/restaurant/restaurant-nijyo/lunch.html
行ってみたいと思った学食はあった?
こんなふうに、大学や大学を取り巻く環境はさまざま。地域とのかかわりを大切にしていたり、農業体験を行ったり、いろんな面から「学び」を経験できそう。大学選びにもし迷ったら、こんな切り口で探してみるのもおすすめ!
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