大学発の「オリジナルグッズ」、ヒット商品を集めてみました

大学名の入ったボールペンやクリアファイルなどをみかけたことはないだろうか。実は、こうしたオリジナルグッズを配ったり、販売している大学はたくさんある。

 

なかにはユニークなアイデアやこだわりのデザインがお値打ちの商品、その大学でしか手に入らないグルメ系の商品など、知る人ぞ知る、掘り出し物もある。そんなちょっと見逃せない注目の大学発、オリジナルグッズを紹介しよう。

 

●京都大学  『素数ものさし』(577円)

素数は1とその数字以外では割り切れない自然数。長さ18cmのものさしには、2、3、5、7、11、13、17の素数の目盛りしかない。

2012年、京大の主催するワークショップで出たアイデアをもとに開発され、2013年3月から生協で販売を始めたところ、またたく間にヒット商品となった。

人気の理由はズバリ“使いにくさ”。「7-3=4」で4cmを測るというように、不便でも工夫して使うおもしろさが受けている。

京大はほかに、第24代総長がプロデュースした「総長カレー(630円)」。大学名の入った「招き猫(2000円)」などユニークなグッズがそろう。

 

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●明治学院大学 『かをりサブレ』(630円)

ユニクロやSMAPなどを手がけるアートディレクター、佐藤可士和氏のプロデュースにより、2005年にロゴマークとイエローのスクールカラーを統一。

学生証、ゴミ箱、学内のカフェまで、スタイリッシュなデザインで展開した。さらに、大学の教育理念“Do for Others”を実現するために、大学公認ロゴマークを用いたマグカップ、タオル、文具などの「明治学院大学ボランティアファンド支援グッズ」を販売。

本体価格の10%を、大学が管理・運営する「明治学院大学ボランティアファンド」に積み立て、社会に貢献する活動への支援に運用されている。「かをりサブレ」は支援グッズのなかでも人気の商品。

 

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●酪農学園大学 『牛柄グッズ』

2007年から酪農を学べる大学としてのブランド力を高め、アピールしようと「牛柄グッズ」を開発、生協を通して販売している。

BOXティッシュ(1箱)98円、クリアファイル95円、うちわ80円、紙袋180円、酪農ラーメン(みそ・しょうゆ2食入)380円など。

誰でも気軽に使えて地場産業に貢献できるもの、をコンセプトに組合員に向けて開発している。また、大学のイベントなどでも使われ、大学のイメージアップに一役買っている。

 

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ほかにも、明治大学の「めいじろう」、佐賀大学の「カッチーくん」など、大学のオリジナルキャラクターのぬいぐるみや、キャラクターをワンポイントにあしらった文具などは、普通のお店では絶対手に入らない珍しさと可愛さがあいまって、持っていると秘かな自慢になりそう。

 

「ご当地キューピー」ならぬ、「大学オリジナルキューピー」も注目。駅伝やラグビーなど、各大学で活躍する体育会のユニフォームや地元特産品をモチーフにした衣裳を着ていたりして、コレクションしたくなるかわいさだ。

 

奈良女子大学の「奈良のかすていら」(1140円)、早稲田大学の「早稲田ブレンドコーヒー豆」(1000円)など、各大学のこだわりが込められたグルメ・アイテムもユニークで、「志望校を食う」という縁起担ぎの意味でも、一度味わってみたくなる。

 

志望する大学やあこがれの大学のオリジナルアイテムを手に入れれば、モチベーションアップになりそう。この夏、学校見学に出かける際に、お気に入りを手に入れてはいかがだろう?