受験を乗り切った「格言」を教えて!
志望校に向けて努力する受験勉強。「合格しなければ!」というプレッシャーから心がくじけそうになることも多いが、そのときに勇気を与えてくれるもののひとつが「格言」である。受験で合格を勝ち取った大人たちに、心の支えにしていた「格言」を教えてもらった。
■「苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるんだ」
(アメリカの心理学者、ウィリアム・ジェームズの言葉)
「父から教えてもらいました。何度も受験から逃げ出したくなったけど、ここで逃げ出して一生後悔したり、苦しんだりするほうが辛いと気づいた。目の前の目標に対して向き合うことの大切さを知った名言でした」(26歳/男性)
苦しい受験戦争に疲れて逃げ出したくなることは誰にでもある。しかし、ここで踏ん張った経験は、後で必ず自分の力となるはず。
■「おれがなるって決めたんだから、そのために戦って死ぬんなら別にいい」
(漫画『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社))
「主人公のルフィが“海賊王”への夢について語った言葉。“海賊王”ほど大きな目標ではないけれど、模試でD判定だった志望校に合格する夢をもっていた自分も、死ぬくらいの覚悟で臨みたいと思った名言でした」(24歳/女性)
受験で死ぬことはないと思うが、それくらいの覚悟をもてれば勉強にも集中できそう。「なりたいものになる」イメージを強くもつことは、受験期に必須と言ってよさそう。
■「高ければ高い壁のほうが 登った時 気持ちいいもんな」
(Mr.Children「終わりなき旅」)
「偏差値40台からスタートした受験勉強。『偏差値60台の大学を志望するのは無謀だ』と周囲に言われ続けましたが、この歌詞を心の支えにして頑張り、結果合格しました」(29歳/男性)
無謀な挑戦と言われれば言われるほどおもしろい。ヒット曲の歌詞に勇気づけられた人は多いのでは。
■「伸びるときには、必ず抵抗がある」
(本田宗一郎)
「ホンダの創始者・本田宗一郎の言葉。成績が伸び悩んでいるときは、とても辛いですが、『伸びるときの抵抗』だと思えば、踏ん張りがききました」(26歳/男性)
日本を代表する経営者の言葉だけに、説得力のある名言。「辛い」という抵抗があるということは、その先に伸びしろがあるとポジティブに考えれば、苦しい時期も乗り切れる?
経営者から漫画の名台詞まで、さまざまな格言が出てきたが、どれも力のある言葉ばかり。皆さんも、ぜひ自分ならではの「格言」を見つけて、受験勉強を乗り切ろう。