勉強計画もバッチリ!受験用手帳で合格を勝ち取ろう
大学受験シーズンも終盤。高校1・2年生たちは「次は自分の番!」と、1・2年後の受験に向けて気を引き締めているところではないだろうか。
これから受験勉強を進めていく中で、いかに時間管理し計画的に勉強するかは大きなテーマだが、先輩たちはどうしていただろう。
難関大学入学者に行ったアンケート調査(教学社調べ)によると、勉強計画や日々のスケジュール管理に最も活用されたのは、手書きの「手帳」(43.7%)。「記憶」(30.3%)や「カレンダー」(20.4%)、「携帯電話」(12.7%)などを大きく上回っている。やはり手軽にメモできて持ち歩きやすい手帳は、広く活用されているようだ。
しかしながら、「どうも自分ではうまくスケジュールが立てられない」「一般的な手帳では勉強の計画が立てにくい」という人もいるだろう。そんな時は、受験生のためにつくられた専用手帳を活用してみてはいかがだろうか。
まず紹介するのは、受験生におなじみ『赤本』の出版社が編集した『赤本手帳』(教学社)だ。スケジュールのほか目標とステップの記入欄もある点が、受験生専用ならでは。また、志望校の決め方や入試方法などを解説する受験コラムや、合格生によるアドバイスなどコンテンツも充実している。
また、広島の高校から独学で東大に現役合格した著者が考案したという『合格手帳2013』(田村仁人/ディスカバー21)も、受験生向けに工夫されている。マンスリーページとウィークリーページがあり、科目ごとの目標と手段を記入する欄や、勉強に使える時間を計算する欄などがある。
慶應義塾大学環境情報学部1年の笠原健人さんは、この合格手帳を活用して合格を勝ち取ったひとり。手帳のメリットの1つに、勉強の進み具合が見えやすいことをあげている。
「『今日はこれをココまで終わらせる』という項目を手帳にリストアップし、終わったらチェックをつけていくことで、日々の勉強の達成感と充実感を得ていました」(笠原さん)
また、随所に掲載されている受験アドバイスのコラムも役立ったという。
「例えば、息抜きデーをつくることを勧めるコラムを読んで、月1回、友だちと遊ぶなど気分転換していました。手帳に記した息抜きデーの予定を楽しみに、普段はトイレの中まで参考書を持ち込む生活に耐えられたのだと思います」(笠原さん)
手帳を活用した戦略的なスケジューリングと確実な実践で、みんなも見事なサクラを咲かせよう!