出願&入試前後の困った事件簿 ~交通・宿泊手配編~

高3生のみんなは、入試が近づいてきて手続きや体調面のトラブルに直面しやすい時期だね。上手く調整できてる?

もし不安に感じていても、先輩たちが代々同じ道を通ってきているから大丈夫!困ったことや失敗談を参考にすれば、自信をもって入試本番が迎えられるよ。

今回は、「出願後~本番前」の失敗談をお届け。

出願が終わっても安心するのはまだ早い!

交通手段や宿泊手配、入試スケジュールが落とし穴になることが多いよ。

高1・高2生のみんなも、受験生になるとこんなことが起こるかもしれないんだ、と今からイメージしておくといいかも◎。ぜひ息抜き程度に読んでみてね。

CASE1 交通手段がよくわからない

大きな駅で30分迷子に…

試験会場に1時間前に到着する予定でしたが、新宿駅で30分迷子に! 駅構内図を見てもよくわからなかったので下見をしておくべきだと思いました。(武蔵野美術大学造形構想学部・市民先輩)

受験生が多くて予定のバスに乗れず…

最寄り駅が思ったよりも受験生であふれていて、バス停でものすごく並ぶことになり、試験前にトイレに行けませんでした。(国際基督教大学教養学部・ゆか先輩)

受験当日と同じ時間に下見をしよう

遅延などに備えて複数の行き方を調べておこう。

大きな駅は改札口がたくさんあったり、乗り換えも複雑だったりするので、下見ができるとベスト。

先生や先輩に聞いてみることも有効だよ。

CASE2 遠方受験、宿泊先が埋まっていた!

受験会場から遠すぎて…

私が宿を取ろうと思ったころには、喫煙の部屋や受験会場から遠いところしか残っていませんでした。早めの予約が大切です。(慶應義塾大学経済学部・はに先輩)

出願と同時に宿を予約しよう

試験会場からアクセスがいい宿や、受験生向けの特別プランを出しているホテルなどは早めに埋まりやすい。

朝食つきかどうか、食事ができるお店やコンビニが近いかなどもチェックしよう。とにかく受験校が決まった時点で、即予約をすることが大切!

宿泊受験時の服装アドバイス記事も合わせてチェックしよう。

大学受験の服装は?制服or私服?NGな服装は?大学面接時や宿泊受験時の服装アドバイス付き


 

CASE3 入試のスケジュールを詰めすぎた!

試験日程が空きすぎても切り替えが難しい…

入試と入試の間の期間が短すぎても体力的にきついですが、空きすぎても切り替えが難しいので、適度なスパンで入試日程を組むといいと思います。(宮城大学食産業学群・ひみつ先輩)

本命校が最初だと緊張…

本命の学校が最初の受験校だと緊張してしまうので、志望順位の低い学校の受験で入試の雰囲気に慣れるようにしていました。(福岡女子大学国際文理学部・しま先輩)

リフレッシュは必須!休養や体調管理も予定に入れよう

国立大は2月下旬と試験日が決まっている一方、私立大は1月下旬から2月中旬に試験が複数回実施されることが多い。

第1志望校を優先して試験前日は空けておくなど工夫をしよう。併願校が第1志望校の前に受験できれば慣れや安心感につながる。

連続受験は2日間までにとどめたいところ。普段と違う緊張も続くので、休養や体調管理も予定として入れておこう。

スキマ時間にリフレッシュしたいキミにおすすめの記事はこちら!

5分でテス勉革命!今回は【リフレッシュ術】編


 

受験モデルスケジュールと計画のPOINT

ここまでの先輩たちのリアルボイスはどうだった?

こんな「困った!」が起こらないように、モデルスケジュールを参考に予定を考えよう。

すでに受験予定を立てている人は、この機会に自分が立てた予定に抜け漏れがないか確認してみて。

【予定の立て方POINT】

□連続受験は2日までがベスト
□本命校の前につめ込みすぎないようにしよう
□移動や休憩も加味しよう
□各締切日も忘れないようにスケジュールに入れよう


勉強以外の準備もあって大変だけど、早めに動き出しておくとバタバタしないし安心して受験対策に集中できるよ!

私は大事な用事の前日は、翌日の動きをシミュレーションして寝るようにしているよ。

本番まであと少し!ファイトだよ!!
ライター&構成/阿川奈緒子 イラスト/鈴木裕之