生まれてから今までで一番印象深かったニュースは?

90年代中盤から現代まで、数多く報道されてきた世の中を騒がせる大ニュース。特にどんなものが深く印象に残っているのか、全国400人の高校生を対象に、リクナビ進学は独自調査した!

 

そのトップ3は……。

 

第1位 「3.11東日本大震災」
2011年に発生した、宮城県沖を震源とする未曾有の大地震。ショッキングな映像が連日報道されていたのも記憶に新しい。しかし、震災の最中にありながら秩序を守り、礼儀正しく行動をしていた被災者の姿も印象深いはず。同じ日本人として、誇りに感じた人も多いのでは?

 

第2位 「9.11アメリカ同時多発テロ事件」
世界貿易センタービルや国防総省本庁舎に、ハイジャックされた旅客機が衝突した、11年前のテロ事件。アフガニスタン紛争やイラク戦争と、長い間続く戦争につながったのも2位になった原因かも。

 

第3位 「地下鉄サリン事件」
このテロ事件が発生した1995年は、現役の高校3年生のみんながまだ生まれたばかりの年。発生直後のニュースというより、その後の裁判の経過状況や逃亡犯の逮捕劇がセンセーショナルだったのだろう。

 

ちなみに、半数以上の高校生が最も印象深いと答えた第1位の「3.11東日本大震災」について、悲しみを乗り越えるために頑張っている人も多い。

 

例えば、全国59校からの応募があった「全国高校生 みんなDE笑顔プロジェクト」。神奈川県立相原高校と福島県川俣町のチームが合同で「かいこせんべい」を開発したり、広島県立油木高校と宮城県亘理町のチームが「仙台イチゴ」復活を試みたり、被災地の復興に向け多彩な活動が行われている。

 

また海外と被災地の学生たちが、お互いの故郷を行き来する「キズナ強化プロジェクト」も本格化。ボランティアや文化交流を通じて、互いの地域の理解を深めつつ、震災による風評被害を払拭する狙いがあるという。来年の3月末までに、1万人以上の学生たちが参加する予定。

 

印象深いニュースのトップは暗い話題ばかりだったけど、その問題を乗り越えるために頑張る若いパワーも感じた今回のアンケート。そんな活躍が実り、これからは明るい話題が増えていくことにも期待したい。