高校生のためのはじめての東京案内~原宿・秋葉原・東京スカイツリー編~

「夏休みに国内旅行をするとしたら、47都道府県のどこに行きたい?」と全国の高校生416名に聞いてみたところ、1位は「東京」22.4%という結果になった。
(2014年6月、リクナビ進学調べ)

 

電車の乗り方や東京のおすすめスポットは「高校生が旅行したい都道府県第1位! 初めての「東京」の歩き方」で紹介した。

 

今回はアンケートのなかでも特に人気のあった、原宿・秋葉原・東京スカイツリーの歩き方を簡単に紹介しよう。

 
 

街ブラの聖地はやっぱり原宿

 

「東京に行って何をしたいか」をたずねると「都会で買い物や街ブラをしたい!」というものが多く、具体的には「とにかく原宿に行きたい!」と、原宿人気は絶大だ。

 

高校生のためのはじめての東京案内~原宿・秋葉原・東京スカイツリ編~

 

原宿までは東京駅から山手線に乗って25分。原宿駅「竹下口」の出口から外に出たら、すぐ目の前に竹下通りが延びている。たった350mの通りに、洋服、アクセサリー、食べ物屋さんなどがぎっしり。300円くらいのアクセサリーや1000円ほどの洋服もいっぱい! おしゃれで安いものが欲しかったら、まずはここへ。ちなみに竹下通りに入ってすぐの右側にケースが設置されていて、無料の公式マップが置いてある。

 

高校生のためのはじめての東京案内~原宿・秋葉原・東京スカイツリ編~

 

竹下通りを抜けると、「明治通り」という大きな通りに出る。ここを右に曲がってひたすらまっすぐ歩くと、渋谷まで行ける。ただ歩くだけだと20分くらいの距離だけれど、H&MやFOREVER21、またファッションビルのラフォーレ原宿など、この道沿いにもところせましとお店が並んでいる。もしくは、明治通りから1本奥に入った「キャットストリート」という通りを通って渋谷に抜けるのもOK。竹下通りよりは大人っぽい、デザイナーズなどの個性的なお店が多い。

 

ちなみに、原宿名物といえば、ポップコーンやパンケーキ、雑貨店の行列。「ギャレットポップコーン」「エッグスンシングス」などの人気店は平日でも30分以上並ぶことが多く、週末や夏休みなどは数時間待ちということも。スケジュールを考えるときは待ち時間も考慮しよう。Twitterで検索すると、「昨日は2時間並んだ」とか「今30分待ち」など書き込んでいる人が多く見つかったりする。

 

高校生のためのはじめての東京案内~原宿・秋葉原・東京スカイツリ編~

 
 

秋葉原と東京スカイツリーはセットで回る

 

アンケートでほかに名前が挙がっていたのが、東京スカイツリーと秋葉原。この2カ所は距離も近く、バスでも結ばれているので、同じ日に回ったほうがいいかも。ただし、夏休み期間中や週末は、事前にスカイツリーのチケットをweb予約するか、朝早く行かないと、かなり待たなければいけないことになる。最悪、その日のチケットが売り切れてしまう場合もあるので、注意が必要。

 

ちなみに、スカイツリーの展望室には上らず、隣接する施設のソラマチで遊んだり買い物するだけなら、予約や入場料はいらない。また、東京スカイツリーから浅草までは歩いて行けるので、スカイツリーの眺めを楽しみながら浅草周辺をブラブラするというのも、下町気分が味わえて楽しい。浅草の雷門は、外国人もたくさん観光に訪れていて、やっぱり東京観光のメインイベントという雰囲気があふれている。

 

高校生のためのはじめての東京案内~原宿・秋葉原・東京スカイツリ編~

 

秋葉原は日曜日に行くのがおすすめ。日曜日は「歩行者天国」となり、車道を歩くことができるので、お店を見て回りやすいし、にぎやかムードになるからだ。目的のお店などが特別なく、とりあえず行ってみたいという人は、JR秋葉原駅「電気街口」から出て中央通り方面へ。電気屋、アニメショップ、メイド喫茶のビラ配りと、秋葉原の雰囲気を満喫できるルートだ。

 

高校生のためのはじめての東京案内~原宿・秋葉原・東京スカイツリ編~

 

ここに出てきた、名前をよく聞くような有名な街は、どこであってもとにかくすき間なくお店がぎっしり並んでいるというのが東京の特徴。例えば竹下通り350mといっても、お店をじっくり見ていたら、2時間でも3時間でもかかってしまう。「行くはずだった場所に行けなかった〜」という残念なことにならないよう、優先順位をしっかりつけてコース計画を立てよう。