面接に役立つマナーが身につく! 聖徳大学附属高校の礼法部とは?
そろそろ就職や進学の本格的な準備時期がやってくる。各々の学校で面接練習はしていても、ライバルに差を付けられる面接時のポイントやマナーを知りたい人も多いはず!
ウワサによると聖徳大学附属高等学校には、小笠原流礼法を身につけられる“礼法部”という全国的に珍しい部活があるらしい。
そもそも小笠原流礼法ってなんだろう? 礼法部顧問の、松本先生に聞いた!
なるほど~。小笠原流礼法を詳しく学びたいという生徒は多く、現在の部員数は30人! また、これからの時期、就職や進学を控えた高校3年生を対象に、小笠原流礼法を取り入れた面接の練習をしているという。
そこで、聖徳大学附属高等学校でしか教えてくれない、面接のお作法を教えてもらった!
■ドアの開閉時に面接官にお尻を向けるのはNG!
このとき、開けたほうの手と同じ手でドアを閉めてしまうと、面接官にお尻を向けてしまうので失礼にあたります。そうならないためには、右開きのドアならば、右手でドアノブを掴んで開けて、中に入るタイミングで左手に持ち替えそのまま後ろ手にドアを閉めるようにしましょう(写真参照)。左開きのドアの場合も同様で、開けたほうの手と反対の手で閉めます。
ドアを閉めたら、その場で軽く会釈をしてから席に向いましょう。また、面接後も入ってきたときと逆再生の動きを行い、ドアの前で軽く会釈をしてから退室します」
■お辞儀のときは、つま先を相手に向ける
面接時のお辞儀は誰に向けて、何のために行うものなのかを考えると、つま先は面接官に向かうのが自然ですよね。面接官が複数になっても、面接官が並ぶちょうど真ん中辺りにつま先を向ければ大丈夫。お辞儀の角度は30度くらいを意識しましょう」
■語尾は、質問と同じ言葉で締めくくる
また、緊張して『自分が何を伝えたかったのか』わからなくなってしまうことがよくあるのですが、質問を最後に付け加えることを意識していれば、回答の着地点のブレを防ぐことができますよ」
また、面接が終わって緊張から解放されたことで、廊下に出てから(又は会場の外で)友達と騒いだり、帰り道にそのまま遊びに行ったりする人がけっこう多いみたい。面接が終わっても、『どこかで誰かに見られている』という意識をもって、気を引き締めておくことが重要なんだとか!
部員の羽賀美南さん(高2)にお話を聞いてみると、
とのこと。
面接はもちろん、就職後や大人になってからも役立ちそうな小笠原流礼法。全国で講習会なども開かれているそうなので、ぜひ一度、体験してみては?