流星群、日食…今年こそ見逃せない! 2013年の天体ショー
寒い季節は空気が澄んでいるため、星が一層キレイに見える。天体観測にはうってつけの時期だ。そのため、各地では天体観測に関するイベントが盛んに行われている。
長野県にある東京大学木曽観測所では、高校生(新高校生も含む)を対象に3月26日〜29日まで「銀河学校2013」を開講。口径105cmのシュミット望遠鏡を使って星や銀河、星雲などを観測し、その結果を解析、考察して発表する実習が体験できるという。応募締切は2月18日までなので、興味がある人はぜひ参加してみよう。
また昨年は、金環日食で日本中が湧きに湧いたが、今年もそんな大自然の天体ショーが盛りだくさん。天体情報を発信するサイト、コニカミノルタプラネタリウムから、その一部を紹介しよう。
■4月26日(金) 部分月食
月が部分的にかける天体ショー。西日本を中心に、午前4時52分からわずか2分間だけ見ることができる。
■5月6日(月) 「みずがめ座η(イータ)流星群」の極大日
1時間に約5~10個の流星が出現。速度が速いため、青白い流星が多いのが特徴だとか。ちなみに南半球では1時間当り100個程度見られるらしい。
■8月12日(月) 「ペルセウス座流星群」の極大日
毎年7月下旬〜8月中旬に観測され、3大流星群のひとつにも数えられている。条件さえ良ければ1時間に約50個の流星が出現するという。
■11月3日(日) 金環皆既日食
残念ながら日本では見られないが、北大西洋やアフリカなどで観測可能。金環日食と皆既日食が同時に起こるとても珍しい現象だ。
■12月14日(土) 「ふたご座流星群」の極大日
3大流星群のひとつ。ふたご座を中心にやや速い流れ星が四方八方に流れる。空全体に渡って見渡せるので、条件さえ良ければ多くの流れ星を見つけられるという。
大自然の神秘に触れることができる天体ショー。晴れた日の夜に、空を見上げてみると、思わぬ発見があるかもしれない。