みんなやってる!? クラスに馴染むためのアレコレ
リクナビ進学が2013年1月に高校生200人にとったアンケートによれば、クラス替えを毎年行う学校は全体の約63%。その他の回答では、数年に1度だったり、まったくクラス替えをしない学校もあるようだ。
そんなクラス替えは、学校生活の中での一大イベント。結果によってみんなが一喜一憂するはず。「気になっていたあの人と一緒のクラスになれてうれしい!」と胸を高鳴らせている人がいる一方、仲の良い友達と離れ離れになってショックを受けるケースも多いだろう。同アンケートでクラス替えに関するエピソードを聞いてみると、
「出席番号が前後で、同じ苗字の子と仲良くなった」(静岡県・女子)
「仲いい人と一緒か、嫌いな人と離れられるか気になって前日眠れない」(東京都・男子)
「クラスが変わってしまい、当時の彼女と別れることになった」(大阪府・男子)
など明暗分かれる回答が。相談サイト「OKWave」にも「悲しかったクラス替え」のエピソードが掲載され、5人組の仲良しグループでただ1人だけ別のクラスになってしまったという悲しい内容がつづられている。
そんな投稿者に対する教員のコメントによれば、中高のクラス替えにはある程度のルールがあるのだとか。
・いじめなど問題行動を起こす生徒とその被害者は別のクラスにする
・集団でうるさくする生徒はある程度ばらばらにする
・いじめられやすい生徒もばらばらにする
・クラスの学力を平均化する
・リーダー(学級委員になれそうな人)、ピアノが弾ける人、運動が得意・不得意な人、親がPTA役員をやっている人などは公平に分けていく
これはあくまで一例だが、先生たちはこうした基準を設け、いろいろ考えながらクラス替えをしているというわけだ。
ちなみに新しいクラスで友人を作るためには、どうすればいいのだろうか。リクナビ進学の同アンケートによれば、
「まず知り合いとしゃべって、その知り合いの友達を紹介してもらう」(東京都・男子)
「休み時間に人が集まっているところに入って話をする」(京都府・男子)
「顔と名前を覚えて、いきなりしゃべることになったときに備える」(埼玉県・女子)
などの回答が。やはり地道な努力をしている人が多数いるようだ。
しかし中には、
「ブックカバーをかけずに本を読んで、ツッコミ待ちする」(千葉県・女子)
「持ち物や身につけているものをかわいくする」(神奈川県・女子)
「お調子者に注意することで、リーダーシップをとる」(秋田県・男子)
と、少々個性的な方法も。話しかけられやすい雰囲気を作るという意味では、これはこれで地道な努力かも。
まったく知らない人同士でも、趣味が同じだったりと共通点が見つかると仲良くなりやすい。初対面の人に話しかけるのはちょっと勇気がいるけれど、頑張って仲良しになろう!