“交通系ICカード”が全国共通化!もっと便利になる鉄道事情

今ではすっかりと浸透している“交通系ICカード”。 リクナビ進学が2013年2月に、高校生400人に向けて行ったアンケートで、ICカードをもっていますかと聞いたところ、約52%の人が「もっている」と回答。高校生の半数が、通学などに使用しているようだ。

 

チャージをしておけば、改札を通るのもバスに乗るのも機械にカードをかざすだけ。定期としてだけでなく、電子マネーとして、自動販売機や売店などでの買い物もできるからとても便利。

 

アンケートでは、ICカードを買い物に利用しますか、という質問には「利用する」と答えた人が約62%! ICカードをもっている高校生は、賢く買い物にも使っている。

 

そんなICカードは、全国でさまざまな鉄道会社などから発行されているが、これまではそれぞれ一定のエリア内でしか利用できなかった。しかし今年の3月23日から、全国にある10枚のカードの相互利用サービスが可能に。

 

このことについて、知っているかどうか高校生に聞いてみると、「知っている」と回答したのは約28%にとどまった。あまり認知されていないようなので、今回対象になるカードを紹介しよう。

 

・「Kitaca」  (JR北海道)
・「PASMO」  (関東圏の私鉄など)
・「Suica」  (JR東日本の鉄道など)
・「manaca」  (東海圏の私鉄など)
・「TOICA」  (JR東海)
・「PiTaPa」  (近畿圏の私鉄など)
・「ICOCA」  (JR西日本、JR四国)
・「はやかけん」  (福岡市地下鉄など)
・「nimoca」  (西日本鉄道など)
・「SUGOCA」  (JR九州)
※()内は主な利用範囲

 

この中のどれか1枚をもっていれば、これらのカードが使えるすべてのエリアで鉄道やバス、電子マネーとしての支払いができる(※「PiTaPa」のみ電子マネーの相互利用対象外)。全国を1枚で歩けるようになって、さらに生活が便利になりそうだ。

 

このほかにも、みんなの電車ライフをより便利に、より楽しくしてくれるニュースは盛りだくさん。今春の鉄道関連のニュースから、いくつか紹介しよう。

 

・~3/30 第5回「全国高等学校鉄道模型コンテスト」参加校募集中
鉄道模型を制作する高校生の発表の場。8月に東京ビッグサイトで行われる大会の参加校は3/30まで募集している。2012年は95もの高校が参加した。

 

・~3/31 JRが春の「青春18きっぷ」を発売
お馴染み「青春18きっぷ」の春季分が発売中(発売期間~3/31、利用期間~4/10)。全国のJR線の普通列車が1日乗り放題になる切符で、5枚1組で購入できる。友だち同士で気軽に“青春の旅”に出るのもいいだろう。

 

どんどん進化していく鉄道業界。これからも新しいニュースやサービスが生まれてくるはずだ。情報をチェックして、みんなも電車を乗りこなしてみよう!

 

参考サイト:
JR
JRおトクなきっぷ
産経ニュース
朝日新聞
鉄道模型コンテスト