高校生に聞いた! はやりの“イクメン”ってどう思う?
今年4月からNHKBSプレミアムにて、幼児向け番組「おとうさんといっしょ」がスタートする。歌やおはなしなど、従来のコンテンツを盛り込みつつ、育児を積極的に楽しんで行う男性、いわゆる“イクメン”を応援。父子の触れ合いを促進する内容になるという。
ちなみに“イクメン”の定義とは、「審査基準ではなく、子供や家庭を大切にする生き様のこと」とAll Aboutにある。もともとは、“ママのように育児をする人”という意味だったものが、時代の流れとともに、男性の新しい生き方や価値観を示すようになったようだ。
リクナビ進学が2013年2月、男子高校生200人に行ったアンケートによれば、「将来、イクメンになりたいと思いますか?」という質問に、YESと回答したのは42.3%。約半数近くが、イクメンを目指していることがわかる。
ところで、そんなイクメンについて、高校生たちはどんなイメージをもっているのだろうか。女子を含めた高校生400人の回答を見てみると、
・かっこいい(神奈川県・男子)
・すごく頼れる(熊本県・女子)
・尊敬できる(宮城県・男子)
・スゴいと思う。理想のパパだと思う(東京都・男子)
などのコメントが多数あり、プラスの印象をもっている人がかなり多いことがわかった。また、こうした男性が増えていくことについても、
・家事・育児は必ずしも女性の仕事ではないので、いい傾向だと思う(静岡県・女子)
・母親の負担が減らせて良い(福岡県・男子)
・これから必要だと思う(岐阜県・女子)
と、賛成の声が多数集まった。
今や出産後も、社会の第一線でバリバリ仕事をしている女性は多い。“おとうさんといっしょ”なんて、これも社会の風潮が変化してきた証なのかも!
では、みんなのお父さんとの印象的なエピソードには、どんなものがあるのだろう。同アンケートの回答を拾ってみると、
・普段は一緒に出かけないけど、映画のバイオハザードだけは絶対に二人で観に行く(埼玉県・女子)
・しょっちゅうドライブに連れまわされたおかげで、道路事情に妙に詳しくなった(埼玉県・男子)
・ある年のゴールデンウィークに、父と二人で四国へバイクに乗って旅へ出た(広島県・男子)
と、何とも活動的な交流の思い出がズラリ。今時のイクメンとまではいかなくても、忙しい仕事の合間を縫って、子どもと時間を共有してくれるのはありがたいこと。私たちもいずれ親になった時、パートナーや子どもをたくさん笑顔にしてあげられる存在になりたいものだ。