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チロルチョコはロックだ!
松尾利彦/著

破天荒な三代目によるチョコライフ

祖父がつくった会社で、父がつくったチロルチョコを販売し続ける著者(三代目)は、ロック好き。実は、ロック魂を表現するためにチロルチョコを使っていた。包装紙で現代アーティスト・ウォーホルを真似したり、ロックバンドコンテストも開催。でも、好き勝手な社長も成功ばかりではなかった。後半では七転び八起きな歴史を赤裸々に紹介。いまや会長になった著者の破天荒なチョコライフをどうぞ。

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68「ない仕事」をつくる

みうらじゅんは、なにで食ってるの?

何を仕事にしているか不思議だったのに、次第に正体がバレ始めたみうらじゅん。「いままでなかったものを生み出して仕事にする」というのがこの男のやり方だ。「マイブーム」「ゆるキャラ」の名づけ親は、そんな仕事術で稼いでいたのだ。「一人電通」とも呼ばれる著者の一風変わった生き方は、現代にこそ必要なテクニック。これからはみんな、みうらじゅん力が必要なのだ。

69アイデアのヒント集

一生使える発想の書

アイデアを出すにはコツがある。その方法は古今東西の哲学者や発明家やアーティストが生み出してきた。本書は正体不明の博覧強記・読書猿が世界中のアイデアの方法をまとめたものだ。0から1を生む方法と1から複数を生む方法の二部構成で、40以上の方法が伝授される。同時に、ソクラテスやエジソンやダリなど、発想方法を生み出した賢人たちのことも学べる。座右の書にしてほしい。

70クリエイティブって呼ばれたい

創造性はウソばかり

センスは生まれつき、アイデアはひらめくもの、オリジナリティこそかっこいい・・・。これらはすべて迷信だと著者は言う。クリエイティブと呼ばれる人たちはすぐに煙に巻き、他人には真似できないようにする。しかし、著者はそのウソを暴く。専門スキルを習得し、創造性のプロセスを学べば、クリエイティブは生み出せる。この本からクリエイティビティを発動しよう!

71コピーライターって何?

一文のコピーが小説を超える

「人は、人がつくったものに弱い。」「私はオンナをなまけない。」「今日を愛する。」「服よ、黙れ。」・・・キャッチコピーは一瞬で多くのことを想像させる。その先の物語や背景や感情をかき立てる。小説を読んだときよりも、映画を観たときよりも、心に刺さることもある。そんな一文に賭けるのがコピーライターだ。本書は読み物としても、コピーの教科書としても楽しめる。言葉に震えてほしい。

72クリエイターに聞け

くまモンのデザイナーが秘密を公開

センスは先天的なものだと思い込みすぎている。学生に講義しながら著者は頭を抱える。熊本のクマだから、和っぽい感じで、和っぽいから何色っぽい感じで・・・。著者は論理的に説明するが、「っぽい」では分からない、と学生は詰め寄ってくる。このセンス問題を解き明かすため、本書は丁寧にセンスの磨き方を教えてくれる。アートディレクターやクリエイターに限らず、誰しもセンスが求められる時代だ。

73世界を遊びつくす

体験しないと人生損する

空がカラフルな傘でいっぱいのポルトガルの街、すぐ頭上を飛行機が通過するカリブ海のビーチ、雲海の上に浮かぶ天空のお城、人魚になれる日本の海・・・世界には死ぬまでに見てみたい絶景がたくさんある。「絶景ブーム」を生み出した著者による、体験できるトラベルガイド。圧倒される美しい写真とともに、オススメの時期や旅費までしっかり紹介。この本を片手に、世界に飛び立とう。

75笑いをひねり出す

悪意あふれるテレビマンはお好き?

TBS「水曜日のダウンタウン」を見たことがあるなら、悪意のある演出に気づくだろう。トイレについての企画では、さりげなく黒ごまソフトのポスターを壁に貼る。気づく人だけに向けた演出は万人受けはしない。でも、自分の「好き」を貫いている。しょうもないことにフルスイングで立ち向かう。こんなクリエイターがいるからテレビは今も面白い。巻末の有吉弘行との対談も悪意があふれている。