整形外科や整骨院の助手を続けながら資金を貯め、2015年、女性に特化した美容サロンと施術を組み合わせたAiry Bodyをオープンさせました。特に力を入れているのがマタニティケア。お腹が大きくなるにつれて肩こりや腰痛、むくみに悩まされることが多くなる妊婦さんに対して、柔道整復師として学んだ正しい医療知識を活かし、自律神経を整えるアロマトリートメントなども取り入れた施術を、一人ひとりの状態に合わせて行っています。同じ女性だからこそ分かってあげられる悩みや相談できることはきっと多いはず。患者様の気持ちに寄り添った施術を通じて、体が癒されるだけでなく、心まで元気になってもらえるとうれしいです。
子どもの頃から親にマッサージをすることが多かったことと、人を喜ばせることが好きだったこともあって、将来は何か人のためになる仕事がしたいと思っていました。旅行先で受けたマッサージ店の施術が転機となり、マッサージ店や整形外科、整骨院などの助手として勤務。仕事を続けるうちにもっと身体について勉強したくなり、関西医療学園専門学校に進学しました。将来は自分の手で働きやすい職場を作りたかったので、独立開業ができる柔道整復師の資格取得がめざせる学科を選択。開業資金を貯めるために勤務を続けながら学べる夜間部に通い、身体の構造や解剖学、生理学、運動学などの専門知識をしっかりと身に付けました。
入学した時点では、年齢・性別問わず診療する整骨院を開業するつもりでいました。でも整形外科や整骨院で働くうちに、もっと女性らしさを活かした働き方ができるのではないかと思うようになり、今のAiry Bodyを開業することになりました。将来の夢は、私自身も、あとから入ってくる女性スタッフも働きやすい職場を作っていくこと。女性は結婚や妊娠、子育てと、ライフステージが変わるたびに仕事を制限する場面が出てきます。そんな時にも肩身が狭い思いをしなくて済むような体制を整えたいですね。また、妊婦専門や小さなお子様連れの女性専門サロンなど、女性のニーズに特化した店舗も新たに増やしていきたいと思っています。
TOTAL BEAUTY SALON Airy Boby開業/柔道整復学科/2013年3月卒業/「関西医療学園専門学校は教員の数が多く、先生との距離が近いので、授業で分からないことは気軽に質問できますし、丁寧に指導してくれるので安心です。学校の授業以外でも知識を吸収するように心がけると、夢がぐっと近くなりますよ」と話す松村さん。季節の野菜やフルーツを使った手作りスムージーを飲んだり、週に数回はヨガのレッスンに通ったりと、自分自身の美容と健康にも常に気を配っているとか。休日はカメラを片手に外出することが多く、桜やひまわり、紅葉などを見に、季節の名所に足を運んでリフレッシュすることが多いそう。