患者さまと最初に対面する医療事務は「病院の顔」といえると思います。受付や会計、レセプト作成や診療記録など、さまざまな業務がありますが、患者さまの気持ちを理解し、適切な情報を提供することで、患者さまの不安を取り除くことができるのも医療事務の魅力です。たとえば、入院費が高額になり心配されている患者さまやご家族に、支払額を軽減できる高額医療制度をご紹介することで、安心していただけます。お話した患者さまから「谷口さん」と笑顔で呼んでもらえるのも励みになりますね。また、この仕事に就いたことで自分自身の健康意識も高まりました。
商業高校在学中に習得したパソコンスキルを活かせる職業に就きたいと考えていました。そんなとき先生に勧めていただいたのが医療事務でした。また、一緒に暮らしていた祖父母が通院していたので、病院を身近な存在に感じていました。受付の方がパソコンを使って仕事をしていることを知っていたので、医療業界への興味も自然と芽生えていた気がします。「パソコンスキル」と「医療業界への興味」その両方を叶えられる医療事務は、自分にぴったりの仕事だと思い進路を決定しました。
学校では診療報酬、法律、医学など、医療事務に必要な知識を幅広く学びました。多くの専門資格を取得できたことも、自信を持って社会に出る後押しになったと思います。また、約530施設から実習先を選べるのもSOKKIの魅力です。私の場合、実習を通して埼玉石心会病院の仕事内容を理解していたので、希望通り同病院へ就職し、安心して働くことができました。実習を実施していない病院にも、先生方が交渉をしてくださるので心強いです。学生生活は体育祭や学園祭、先輩と交流を深めるフィールドワークなどで活気も充分。勉強も遊びもメリハリを持って取り組めたので、SOKKIを選んで本当に良かったです。
埼玉石心会病院 医事業務課勤務/医療マネジメント科(2年制) 卒業後、診療情報管理専攻科へ進学/現:診療情報管理科/2018年3月卒/「地元に貢献したい」という希望を叶えて、自宅から自転車で15分ほどの埼玉石心会病院に勤める谷口さん。病院の理念である「断らない医療」を大切に、常に患者さまの気持ちに寄り添った対応を心がけている。「もっと知識を身につけ、上司や先輩から頼られ、後輩から尊敬される医療従事者になりたい」という目標に向かって努力を続けている。