SM2 keittioで店長を務めています。3年以上同じ店舗で働いているので、常連のお客さまとも長いお付き合いになってきました。世間話をしに顔を見せてくださったり、「ずっとこの店にいてね」と言ってくださったり、温かい方ばかりでありがたいです。一番のやりがいは、お客さまにお買い物を楽しんでいただくこと。お洋服やコーディネートをご提案したとき、「かわいい!」と目を輝かせて言うお客さまを見ると、私もテンションが上がります。店長としてのやりがいは、シンプルですが、売上が伸びることです。たとえば、気候や客層に合わせて商品の並べ方を変えるなど、戦略を立てて試したことが売上につながると、達成感が得られます。
2年生のとき、学びの集大成になるような課題に挑戦しました。その内容は、学生同士でチームを組み、モデルに合うコーディネートを考えて、予算に合わせてアイテムを買い付け、最終的にスタイリングを完成させる、というものでした。身につけた知識や技術を総動員する課題にはやりがいがあり、また、意見を人に伝える大切さや、チームで協力する楽しさを学ぶことができました。このほか、就職活動も印象に残っています。就活が思うように進まず、落ち込んでいた私を、キャリアセンターの先生が一生懸命励ましてくださいました。今の勤め先は、そんな先生と一緒に見つけた会社です。温かい雰囲気が心地良く、私にぴったりの職場だと思っています。
オンラインショップを利用する人が増える中、わざわざ店舗に足を運んでくださる方には、あれこれ試着をしたり、店員に相談したりしながら服を選ぶ楽しさを味わっていただきたいです。それを実現するためには、高度な接客力や提案力をもつスタッフが必要。今後は、私自身の知識・技術を伸ばすとともに、後輩の教育にも力を入れていきたいです。ファッションビジネス学科の魅力は、洋服の素材や構造の知識をはじめ、トレンドの読み方、販売のテクニック、ショップの経営方法など、本当にさまざまな知識と技術が学べるところ。アパレルショップのスタッフになるなら、無駄な学びはないはず。この世界を志望する人に、自信をもっておすすめします。
株式会社キャン 勤務/ファッションビジネス学科/2018年卒/兵庫県出身。高校生のとき、自分らしさを表現できるファッションの力に興味をもつ。また、ショッピングも好きで、洋服を買うときのわくわく感を大勢の人に味わってほしいと思い、アパレルショップスタッフをめざすように。ファッションビジネス学科を選んだ理由は、アパレル業界の販売職に特化した教育内容に惹かれたから。在学中は、ファッション販売能力検定、リテールマーケティング(販売士)、色彩検定(R)など、多くの資格・検定を取得した。2020年よりSM2 Keittio(サマンサモスモス ケイッティオ)イオンモール神戸北店の店長に。