テクノ菱和は「環境のトータルエンジニアリング」企業として、空調設備の設計から施工、メンテナンスまでを一貫して行っています。入社1年目では、設備図面をもとにした積算作業を任されていました。同僚や職人の方、お客様とのコミュニケーションがきちんと図れていないと作業全体に影響するため、仕事において最も意識していることは、作業に関わるすべての方との意思疎通です。大変な面もありますが、お互いのコミュニケーションが深まるからこそ、現場での作業が無事に終わり、お客様にご満足いただけたときは、苦労したことがすべて吹き飛び、大きなやりがいを感じます。
自宅の給湯器が壊れたとき、業者の方が修理してくださったことがありました。業者の方の仕事を間近で見たことで、生活に関わる設備の設計やメンテナンスを通して、たくさんの人たちの役に立ちたいと思うようになりました。その夢をめざし、学校選びで惹かれたのが大阪工業技術専門学校でした。建築とともに設備を専門的に学べるところに魅力を感じました。オープンキャンパスに参加し、自分自身で学びを体験し、座談会で先輩方のお話を聞けたことで、パンフレットだけではわからない校風や実践的な学びも体感。何より将来像を具体的にイメージできたことで、ここで夢をめざそうと決めました。
学校生活でいちばん力を入れて取り組んだのが、卒業制作と建築施工管理技士などの資格取得です。卒業制作では大型施設の空調システムや配管の設計図を作成しました。授業中や放課後はもちろん、長期休暇中も学校に通い作業を実施。いつでも先生方が熱心に教えてくださり、どんな質問にもわかりやすく答えてくださるので充実した作業ができ、完成したときは大きな達成感がありました。いま現場で仕事をするなかで、材料や工具、作業のやり方などが、学校で学んだ内容と通じることが多く「在学中に基礎をきちんと身につけてもらえたんだな」とよく感じます。また、設備の基本となる「建築」を学べたことも作業のなかで役立っています。
株式会社テクノ菱和/設備環境デザイン学科(現 I部建築学科 設備分野)/2020年3月卒/さまざまな部署で仕事を経験しながら知識と技術を磨き、いち早く現場を一人で任せられるような存在になるために奮闘中。「工事には、他業者との関わりや工期などの期限があります。そのため、積極的にコミュニケーションを図り、状況把握ができる人が求められます。今は何よりコミュニケーションを大切に、挨拶はもちろん、教わったことや会話の中で重要な点はメモを取るように心がけています」と語る。