ゲームプランナーとして、ゲームの企画を考えています。プレイヤーが面白いと感じるものは何かを突き詰めながら、ゲームルールやキャラクターの仕様など、ゲームに必要な要素の考案や仕様書を書いています。ゲーム企画というのは、思いついたアイデアを自由に企画にすることではなく、ジャンル、制作期間、プレイするゲームハードなどさまざまな条件の中で企画を考えていくものです。ただ、それらの条件だけを満たしていればいいというわけでもありません。プレイヤーが面白いと感じるアイデアと、そういった条件がカチッとハマってひとつのゲーム企画になる瞬間にゲームデザイナーとして楽しさを感じます。
ECCcomp.は、実践的にゲームをつくる機会がたくさんあったのがよかったです。ゲーム制作では、ひとつのことだけできればいいわけではなく、プログラミング、メンバーとのコミュニケーション、会議の進め方など、技術面以外の力も必要です。数々の実践を通して幅広いスキルと総合力を鍛えることができました。この経験は現在もすごく役立っています。
私は、ゲーム制作はまったくの初心者で入学したのですが、少人数授業のおかげで、分からないことは授業中でも質問がしやすく、基礎からしっかりとレベルアップすることができました。また、少人数だから友だちも作りやすくて、自分の制作したゲームへのアドバイスを気軽にもらうことができました。在学中にできた友だちとは、今でも一緒にゲームをしたりするくらい仲がいいです。
株式会社バンダイナムコスタジオ/ゲーム開発エキスパートコース[4年制]ゲームプランナー専攻/2020年度卒業/兵庫県立川西北陵高等学校出身/ゲーム業界を目指す高校生には「とにかく、ゲームをたくさん遊んでほしい」と話す谷口さん。そして「そのゲームがなぜ面白いか考えてほしい。それがゲームを制作する側になったときのアイデアの引き出しの多さにつながるから」といいます。