作詞、作曲、編曲、ミックスなどの楽曲制作と歌手として活動しています。制作しているのは、YouTubeやK-POPアイドル、ゲーム音楽など幅広いジャンルです。やりがいを感じるのは、自分が作った曲を多くの人に知ってもらって、その反応が見られる時。自分が納得できる曲が仕上がったり、クライアント様の意向に合った曲ができたりした時も、とても達成感があります。いいアイデアが降りてきたり、いい曲が浮かんだりする時は、音楽とは関係のないことがきっかけだったりするので、情報収集は怠らないようにしています。SNSもしっかりチェックします。日常で自分の目に入るものはすべて、音楽活動につなげるように心掛けています。
学校を選ぶ際に最も重視したのは、先生や教授陣。本気で音楽を学びたかったので、プロとして実績があり、尊敬できる方から教わりたかった。そこで最も素晴らしいと感じたのがTSM渋谷でした。作曲や編曲に関しては無知だったので、学ぶことすべてが知識として蓄積されるのを感じました。学ぶことが本当に楽しかった。TSM渋谷で経験したことで、今の仕事に特に生かされていると感じるのは、チームで楽曲を作るということ。実際に楽曲を作る際は、いろいろな人が関わって作り上げていきます。チームワークを学べたことは大きいですね。また勉強する中で楽曲を人に提供する楽しさを知り、作曲家という目標がゆるぎのないものになりました。
音楽業界で生きていくためには、謙虚さと積極さのバランスが重要だと思います。自分でアピールすればほとんどの夢は叶うでしょう。ですから発言したりアピールしたりする積極性は欠かせません。でも同時に謙虚さも必要です。仕事は信頼関係がベースにありますからね。学生時代も人間関係を大事に。学校の仲間は、卒業したら一緒に仕事をするだろう仲間です。業界には卒業生もたくさんいます。人とのつながりを大切にしてください。作曲志望の人はとにかく曲をたくさん作ること。私も曲を作りまくり、その時作った曲で、卒業後に採用されたものがたくさんあります。クオリティやスキルは後からついてくるので、いっぱい作りましょう。
株式会社STARBASE所属/音楽クリエーター&テクノロジーワールド 作曲&アレンジャーデビュー専攻(現専攻名)※2024年4月専攻名変更/2021年3月卒/兵庫県出身。子供の頃から歌うことが好きだった。中学1年生の時、音楽友達と出会い、音楽の道を志すように。高校卒業後、TSM渋谷に進学。「在学中は、卒業後に一緒に仕事をするだろうと思った友達と曲を作りまくっていました」。卒業後は、株式会社STARBASEに所属し、楽曲提供やシンガーソングライターとして活躍。「今はプロデューサーと組んで楽曲を作ることが多いですが、将来は自分でプロデュースして曲を作りたいです」