歯科衛生士として私は、虫歯や歯周病の予防処置にはじまり、歯科保健指導、歯科診療の補助など、さまざま業務を担当しています。この仕事に大切なのは「コミュニケーション」です。歯科クリニックでは医師やスタッフとの連携が必要なので、適切な情報共有・コミュニケーションをつねに心がけています。笑顔で話し、不安を分かち合い、患者様に気持ちよく診療を受けていただけるようにしています。仕事でやりがいを感じる瞬間は、クリーニングや口腔ケア指導を通じて患者様の口の状態が改善し、感謝の言葉をいただけた時です。患者様の喜びと感謝の言葉が、仕事に対するやりがいをもたらし、「歯科衛生士になってよかった!」と感じます。
私は20代の頃に歯科助手として働いていましたが、結婚とともに退職し、専業主婦として過ごしていました。子どもを出産したことがきっかけで、将来子どもに「親としてやりがいを持って楽しく働いている姿を見せたい」と思い、歯科衛生士の道に進むことを決意しました。そこで学校選びを始めたのですが、新宿医療専門学校は「2部制」であり、午前か午後の授業を選べるため、進学を決めました。私は「午後部」を選びましたが、その理由は「家事と育児との両立がしやすい」ことでした。入学後も、保育園に子どもを預けた後に通学できたので、この「2部制」は私にとって大きなメリットとなりました。
私は「午後部」に所属し、保育園に子どもを預けてから学校に通っていました。校内には女性専用ラウンジがあるため復習やテスト勉強にも集中でき、家庭と学校を両立することができました。また、同級生と協力して歯科衛生士の国家試験に向けて勉強をするなかで、かけがえのない友だちもたくさんできました。さらに、オープンキャンパスのスタッフ活動にも力を注ぎ、初めて学校に来られる人に歯科衛生士の魅力を伝え、コミュニケーション能力を養うこともできました。その経験は今の仕事で、患者様との円滑な対話にも役立っています。
サトデンタルクリニック 勤務/歯科衛生学科(午後部)/2022年卒/20代に歯科助手としての経験を積み、出産後に再び歯科の仕事に携わりたいと考えた川崎さん。国家資格を取得するために、子育てと両立できる「2部制」のある新宿医療専門学校に進学しました。就職した歯科クリニックも、子育てとの両立が可能な柔軟な勤務時間が魅力とのことです。今後の目標は、「より多くの知識を身につけ、患者様の質問に迅速に対応できるよう努力中」だそうで、週に2冊の本や雑誌を読み、専門知識の向上に取り組んでいます。