仙台市内のケーキ屋さんで、パティシエとして働き、現在は店長も任されています。パティシエは私も含めて全部で4人。オーナーパティシエの奥様が主にレシピを担当し、毎日約15種類のケーキを作って販売しています。パティシエというと華やかなイメージですが、実際は体力勝負の仕事。大量に仕込むため材料はとても重いです。ですが、自分で考案した商品をお客様に喜んでいただけた時のうれしさは格別!私の自信作「オレンジとゆずの柑橘系の風味の豆乳レアチーズケーキ」は、夏の定番商品になっているんですよ。毎日楽しくケーキが作れていて、お客様はもちろん、一緒に働くスタッフとも笑顔で接していられる時が一番うれしいです。
専門学校への進学を決めたあとは何校も比較しましたが、仙台スイーツ&カフェ専門学校は実習の量がとにかく豊富なのが魅力的でした。入学してからは、それまでの自己流ではなく、クリームの固さなど、お菓子作りの本当の基本を学ぶことができました。実習が多かったので、それだけ基本が身につけられたと思います。また、スイーツが好きな人が集まって同じような熱量で好きなスイーツのことを話し合えたし、就職してからも、同じ仕事をしている仲間が周りにいるので、互いに情報を共有しています。
母がお菓子づくりが大好きで、私も小学生の頃から一人でレアチーズケーキを作ったりしていました。中学生の頃には将来の仕事として意識するようになりました。「いつか自分の店が持ちたい」という夢があり、自分の理想となるような個人店に就職したいと思っていました。その「理想」が、専門学生時代、通学路の途中にあり、ずっと気になっていたのが現在の勤務先。商品がおいしかったのはもちろんですが、スタッフが楽しそうに働いている様子などが、とてもいいなと思いました。そこで、2年の春、インターンシップをさせていただくことに。実際に働いてみても自分のイメージ通りで、そのままアルバイトを続け、就職内定をいただきました。
ジュリエットラブケーキ株式会社 勤務/パティシエ・カフェ科/2015年3月卒/仙台スイーツ&カフェ専門学校のオープンキャンパスに参加し、「先生と生徒の距離が近くて雰囲気が良く、楽しく学べそう」と思い入学を決めたという本田さん。卒業後に就職したケーキ店で、現在は店長として活躍中。オリジナルのバースデーケーキやホールケーキ全般の仕込み、仕上げ、接客など日々幅広い仕事をこなしている。「将来は地元の郡山に帰って、ケーキ屋さんを開いて、育った街に恩返しをしたいです。カフェで、オリジナルのバースデーケーキを提供するのが夢なんです」と、将来の目標を語ってくれた。