フリーランスのヘアメイクアーティストとして、ファッションブランドのWebCMやポスター、ショッピングサイトなど、様々な仕事に関わっています。商品を引き立たせるイメージ作りの段階から提案を求められることも多く、ヘアメイクは自分の感性を生かせるクリエイティブな仕事だと感じています。仕事で気を付けているのはモデルさんへのケアですね。美しくメイクをするのはもちろんですが、撮影前の気分を高めるところからメイクオフしてお帰りいただくところまで、その日一日をコンディション良く過ごしてもらえるように心がけています。撮影自体にもやりがいを感じていますが、実際にポスターなどのかたちになったときがとても嬉しいです!
バンタンでは実習中心の授業でヘアメイクの技術を磨く一方で、他学部の学生とのセッション授業を通して作品づくりを行いました。おかげで、ファッションデザイナーやスタイリスト、フォトグラファなど、別ジャンルの人脈を広げることができました。学んだ技術をアウトプットする手段として、コンテストにも挑戦。「人間の頭部をどれほど斬新にデザインし装飾するか」を競うヘッドアートフォトコンテストアカシ2020では、黄昏をテーマにした作品が準グランプリ・審査員特別賞を受賞!ほかにも、モデルさんのコンポジ(宣材写真)の撮影に関わったりと学外にも活動の幅を広げ、在学中からプロの仕事に近い経験を積むことができました。
バンタンの魅力の一つは、アメ村のある難波エリアが拠点ということ。周辺にアパレルショップが多いので、自然とヘアメイクやファッションに興味のある人が集まってきます。そこで知り合った友だちを介して、ヘアメイクを頼まれることもありました。例えば、デザイナーからショーのヘアメイクを頼まれたことがきっかけで、それをみたカメラマンからポートフォリオの撮影に呼ばれたりといった具合に、次々と声をかけられる機会が増えていくように。バンタンは、他学部の学生や先輩、先生方など、人脈を広げるチャンスがあります。ヘアメイクアーティストは人との繋がりがとても大切な職業なので、そういった面もバンタンのメリットかなと思います。
ヘアメイクアーティスト(フリーランス)/ヘアメイク学部 卒/2021年卒/ヘアメイクアーティストを目指した理由は、高校時代に韓国コスメにはまったことがきっかけだと語る伊藤さん。「ヘアメイクを仕事にすることで、好きなコスメをたくさん買える、いろんな種類を試せると思ったんです」。韓流メイクが学べるのと、現役プロのヘアメイクアーティストが講師である点に惹かれ、バンタンに入学。在学中からヘアメイクアーティストの活動をはじめ、卒業後はフリーランスに。映像からスチールまで様々なメディアでヘアメイクを担当するほか、この秋よりバンタンの講師を務めるなど、活動の幅をいっそう広げている。