「グランドハンドリング」は、航空機が飛行場に到着してから出発するまでの間に行われる地上での作業全般を行う仕事です。たとえば手荷物の搭載、飛行機への給油、飛行機の誘導など、飛行機が安全快適に飛ぶために必要な多くの役割を担っています。裏方としての業務が多く、乗客の方々と直接関わることは少ない仕事ですが、多くの人々の移動や荷物の運搬に携わる大切な仕事なので、大きなやりがいを感じることができます。飛行機を滑走路に誘導した際に、パイロットと無線でコンタクトを取り、自分のOKのハンドシグナルで周囲の車両が一斉に動き出す達成感は格別。最近は女性の「グランドハンドリング」も多く、空港特殊車両を操り活躍している姿は、めちゃくちゃカッコイイですね。
「グランドハンドリング」を学ぶ空港技術科は2年制。1年次に基礎的な座学知識を身に付け、さらに入学から数か月後には車両関連の資格取得も行います。「空港特殊車両の保有台数の多さを活かして、何度も練習できる環境なのがメリットです。トーイングカーという飛行機を押し出すための大きな車両もあり、学生時代に技術を磨くことができますよ」と村松先生。実際に「グランドハンドリング」として活躍した村松先生の経験をもとにした活きた授業で、技術面、資格面、知識面と即戦力の人材を育成していきます。
「人の役に立つ仕事がしたい」「体を動かす仕事がしたい」「飛行機のそばで働きたい」などといった熱い思いがある学生はグランドハンドリングに絶対向いています!
専門:グランドハンドリング/帯広出身/バスケットボールに明け暮れた高校時代、「将来は人の役に立つ仕事をしたい」と消防士や警察官を選択肢に進路を考える中で、高校の先生から生活の基盤を支えるのに必要な職業として航空業界を勧められる。日本航空大学校へ入学し、卒業後は株式会社AIR DO 帯広空港支店 グランドハンドリングとして活躍。現在は母校で講師を務める。休日はシアタールームで映画鑑賞を楽しんでいるそう。