保存科学コースに所属し、文化財の科学的な調査や修復保存について研究しています。今、歴史上の人物や出来事を目にすることは叶わないけれど、文化財は実物を見ることができ、歴史をより身近に感じさせてくれます。そんな貴重な文化財を後世へ受け継いでいくための知識や技術を今後も習得していきたいと思っています。
文化財の保存に携わること、文化財に関わる新たな発見をすること、そしてその魅力を多くの人に伝えることが私の目標です。入学後に文化財の現状について学ぶ中で、より良い状況下で文化財を後世に残したいという想いが芽生えました。その想いを叶えるために行政の文化財課や博物館学芸員などの仕事をめざしています。
もともと歴史に興味がありましたが、受験前に掘り下げて考えてみたところ、私は歴史的なモノや建物に強く惹かれていることに気づきました。そこで、歴史ある奈良で文化財について学べるこの大学を選びました。
遺跡や寺社仏閣をはじめ多くの歴史的資料が残る奈良は歴史や文化財に興味がある方にとって非常に恵まれた学習環境だと感じます。本学はその立地を活かし、ホンモノの文化財を使った研究にも取り組むことができます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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1限目 | 保存科学実習 | 情報サービス演習 | ||||
2限目 | 保存科学実習 | 図書館施設論 | ||||
3限目 | 宗教文化史 | 保存科学特殊講義 | 博物館実習 | |||
4限目 | 保存科学演習 | 保存科学特殊講義 | 美術史特殊講義 | 博物館実習 | ||
5限目 | ||||||
6限目 |
実習の授業は分析機器や薬剤を使って文化財の修復保存のノウハウを学びます。手順を一つひとつ体験しながら習得できるので楽しいです。授業外ではウインドオーケストラクラブの活動に熱中しています。