この仕事をしてやりがいを感じるのは、お客様に喜んでいただいたときです。売場に立ち、自分が接客をしたお客様から「買う予定がなかったけど、話をしていたらほしくなったわ」と言っていただき、帽子をご購入いただけたことがありました。ちょうど秋冬物の新作が入荷した時期だったこともあって、楽しくお客様とコミュニケーションを図りながら、新作ラインナップを手に取ってお似合いの帽子をおすすめしました。百貨店の販売員はデパートの「顔」として、そのお店のイメージや信頼性を高める役割を担っていると思います。商品の知識をより深め、言葉遣いや身だしなみにも気を付けて接客にあたるように努めています。
人と話をするのが好きというのが根本にあります。年配の方とお話するのも好きでしたし、学生時代の友人からは「話し始めると止まらない」という印象を持たれていたと思います。飲食店でのアルバイト経験や大学の先生・職員の方、仲間など様々な方との出会いや経験が今の仕事の自信に繋がっています。コミュニケーション力を活かして、さらに伸ばしていくことができる仕事として百貨店を選択しました。また百貨店は地域の特産品を集約した場所でもあると思っています。これまで以上に地元のことを知りたい、知らないことを知るワクワク感を満たしてくれるのも百貨店を選んだ理由です。
大学祭の実行委員をしていました。私が1年次の商大祭は、模擬店や芸能人のステージなど楽しいイベントが繰り広げられていました。しかし、コロナ禍となって授業もオンラインとなり、学校行事もなくなってしまいました。とくに下級生たちは入学時からずっとそんな学生生活。そんな中でも何か思い出に残るような大学祭を開催したいと、一念発起しました。初めての試みだったので規制も多かったのですが、イベントは好評で学生時代の楽しい思い出の一つになったのではないでしょうか。新しいことにチャレンジすることは勇気がいることだと思いますが、やってみないと分からないことが多くあります。挑戦する気持ちは今後も大切にしたいです。
株式会社天満屋 勤務/経営学部 商学科 卒/2023年卒/岡山県出身/笠岡商業高等学校卒。大学では商学科でビジネスに必要な商売、マーケティングの基礎を学びました。実践的な講義は自身の興味や関心を探求できる事例が多く、受け身ではなく積極的に取り組むことではっきりと「言葉にする」ことができるように。そういった意味でも、大学での学びは社会に出る準備期間だったと思います。この仕事を選んだ理由に、小売り業界に興味があったことと、人と話すことが好きだというのがありました。現在、天満屋福山店の婦人服飾雑貨セクションに所属。もっとたくさんの経験を積んで、将来は売場全体を任される存在へとスキルアップしたいと思います。