
糖尿病、腎疾患、呼吸器疾患などをテーマに、全身の病気が口腔の状態にどのような影響を及ぼすのか、また歯科衛生士がどのように対応するのかを学びます。超高齢社会を迎えた現代では、歯科衛生士が糖尿病、腎疾患、呼吸器疾患などの全身疾患を有する高齢者に関わる機会も増え、口腔内の状態だけでなく、全身状態、治療内容、生活背景などを踏まえて支援する能力が求められます。そのため、歯科衛生学専攻では医学的知識や歯科的知識に加えて全身を捉えるための学びを段階的に積み重ねながら、歯科衛生士としての考え方を養います。そしてこの「からだの病気と歯科衛生」の授業では、専攻での学びを統合し、全身と口腔を関連付けて考える視点を養うとともに患者さんを理解する能力を深め、4年次の病院歯科臨床実習へとつなげていきます。

本専攻の学びは病院だけでなく、在宅医療や地域医療を含む地域包括ケアの現場にも活かすことができます。
この授業では、これまでの学修内容を踏まえ、患者さんの事例をもとに、「全身疾患と口腔の関連」「口腔健康管理の留意点や方法」「歯科衛生士としてどのような支援や介入が必要か」といった視点からグループで討議し考察を深めます。担当教員に相談しながら、患者さんの全身状態、治療内容、生活背景などを踏まえた支援のあり方を整理することで、学生自らが課題を見いだし、考えを深めていきます。また、最終回の発表を通して、他のグループの内容も共有し、多様な疾患に対する理解を広げていきます。

他職種との情報共有や支援の視点についても学びを深め、臨床的な判断力と専門性を言語化する力を養います。
教材や学習環境としては、疾患名だけでなく、全身状態、治療内容、生活背景、口腔内の状況などを含んだ事例を用いて、学生が実際の臨床場面を具体的にイメージしながら学べるように学習環境を整えていく予定です。また、附属病院を有する昭和医科大学の実際の医療現場を活かしながら、病院歯科での実践や医科歯科連携、チーム医療を見据えた学びができるのも大きな魅力です。知識の習得にとどまらず、臨床実習や将来の実践にもつながるような、事例検討を重視した授業の構想が進められています。

患者さんを想定した支援のあり方を考えることで、4年次の病院歯科臨床実習につながる思考力を養います。
「なぜ患者さんにこのような変化が起きているのか」などを考えることに面白さがある授業です。物事を深く考えることが好きな人、得られた情報を整理しながら課題を考えることにやりがいを感じる人に向いています。
この授業で学んでほしいことは、歯科衛生士が口腔だけでなく、全身状態や生活背景まで含めて患者さんを支える専門職であるということです。こうした視点を育てるため、1年次から3年次までに学ぶ医学的知識、歯科的知識、全身を捉えるための学び、そして歯科衛生士としての思考を段階的に積み重ねて4年次の病院歯科臨床実習へとつなげます。
※歯科衛生学専攻は2027年4月設置予定であり、掲載内容は変更する場合があります。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



