
私はスクールカウンセラーや小児科の心理士としても働いています。そこでは心の専門家として支援を必要とする人をサポートしているわけですが、逆に大学ではピアサポート…「ピア」は「仲間」という意味で、専門家ではない仲間同士で支え合う支援のあり方を研究しています。
ピアサポートは社会の中にも沢山あります。同じ病を抱える人同士や被災者のコミュニティなどから、子育てサークル、会社の同期会までさまざまな形があります。オープンキャンパスの学生スタッフも、数年前の自分と同じ立場の高校生に知りたかった知識を伝えるピアサポートです。支えられる側が助かるだけでなく、支える側も「誰かの役に立てる」という自己有用感が育てられることがピアサポートの特徴です。大学内で学生と一緒に、いろいろな形の応用・実践に取り組んでいます。

「心」ってあると思いますか? いざそう聞かれると答えにくいですが、その不思議さこそが心理学の魅力です
「ビジネスの世界に出る学生に、他人のあり方や置かれている状況への想像力を身につけてほしい」と語る丸浜先生。講義では毎回5~6人のグループワークの時間を取ることで、学生が自分の心と向き合って言葉にし、他人と対話する機会を作っている。
同様にゼミ生も、それぞれの卒業研究を始める前に、チームで課題解決の取り組みを経験。最近の活動に、新1年生の不安に対して上級生が自身の経験を伝える、ピアサポートの場としての交流会の運営がある。話しをする上級生と企画するゼミ生の両方が人の役に立つ経験を得られる取り組みだ。

ゼミ生も、ピアサポートの場の運営を通じて、人の役に立てる自己有用感と他者への想像力を育てている
「誰かの役に立ちたい」気持ちがある人は多いですが、それが自己有用感へと育つには成功体験が必要です。人間社会学部にはその気持ちを育てる土壌と挑戦の機会が沢山あります。ぜひ飛び込んできてもらいたいです。

先日家族で九州を旅行した際、首都圏では見られない景色を前に「非日常が持つパワー」を実感したという
専門分野:心理学(臨床心理学・コミュニティ心理学・学校臨床心理学)
上智大学総合人間科学研究科心理学専攻臨床心理学コース修了。臨床心理士・公認心理師。
東京都公立学校にスクールカウンセラーとして、都内の小児科に心理士として勤務しており、2014年から千葉商科大学人間社会学部でも教鞭を執る。
旅行が好きで、「日常から離れたところでさまざまな気持ちに出会え、自分自身を豊かにしてくれる」とその魅力を語る。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



