
生成AIを活用して地域の魅力を発信したり、メタバースによって観光・文化を発信したり世代を越えた交流を生み出したりと、ICTや生成AIを専門的な技術に留めず、「社会課題を解決したり人々の暮らしをより良くするための手段」として活用することを研究テーマにしています。私は工学系の大学で博士号を取得して、情報を教える教員として千葉商科大学に着任しました。元々、初めて学ぶ人に対して教えることにやりがいを感じていましたし、ただパソコンの使い方を教えるというだけでなく、画像処理や3次元CGなど、より発展的な内容を楽しみながら学んでもらいたいと思っていました。実際、着任当初から「実はそれを勉強したかった!」という熱心な学生に出会えましたし、現在でもメタバースやオンラインゲームに強い学生から私自身刺激を受けています。

自前でAIとメタバースを運用しており、稼働状況をリアルタイムでモニタリングしています
鎌田先生が授業やゼミの中で大切にしているのは、ICTの基礎やデジタルコンテンツの制作技術を身につけた上で、それを使って「誰に何を伝えるのか」「どのような社会課題に役立てられるのか」を考えてもらうこと。千葉の地層「チバニアン」など地域の魅力をメタバースで伝えるコンテンツや、福祉・教育でのVRの活用など、さまざまな課題に対して学生の手で企画・制作を行っている。「ゲームなどのコンテンツを受動的に楽しんでいた学生が、学びを通じて、主体的に取り組める自分の興味を発見してくれることが喜びです」と鎌田先生は語る。

車椅子利用者の視点や、移動の困難さを体験するVRを制作している様子
興味があること・体験したいことがあるなら、実際に手を動かしてやってみることを大切にしてください。社会をより良くしたいけれどもまだ何をしたいかわからない方は、何ができるか私と一緒に探してみませんか。

カーレーサーに憧れがあったが、実際にサーキットを走行して大変さを知り、VRレーシングに移行したとのこと
専門分野:情報工学、人間情報学、社会情報学
博士(工学)。豊橋技術科学大学大学院博士後期課程修了。2004年に千葉商科大学に着任、2017年より現職。2020~2024年人間社会学部長。
小学生の頃からITエンジニアに憧れを持ち、コンピュータや情報技術を学ぶ。現在は情報工学と社会デザインの融合領域として、メタバース、生成AI、eスポーツ等の社会実装を研究。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



