ヒトと情報が信頼できる社会の実現を目指して!
理工学部 数学科 特任教授 吉開 範章
ICTを、農業、漁業、畜産業、工業等の他の産業と融合させて第4次産業を作る新産業革命が世界中で活発化しています。その実現のためには、技術だけでなくヒトの行動や思考の特徴・特性も考慮したルールや法律が必要であり、信頼と協調を軸に、情報の公開を特徴とする「新安心社会」を研究しています。具体的には、暗号と一緒に、心理学をセットにした新しい情報セキュリティ対策や、情報を発信したヒト&組織の信頼性ランクをつけて、発信された情報の信頼性を保証する評判システム、あるいは、短絡的な価値評価でなく、人間のような倫理観を持つ人工知能(AI)の研究等を進めています。グラフ理論、待ち行列理論、解析学の基礎力の上に、基礎情報学、社会心理学、行動経済学などの知識も活用しながら、社会に活用できる研究成果を出すことを心がけています。そのため、現場を重視し、熊本地震時の復興ボランティアや、医療看護に務める皆さん達との共同研究も行っています。基礎科学から応用まで、同じ学科で体験してみませんか?
この先生・教授に出会えるのは・・・
日本大学 理工学部 数学科
現代数学の最先端にチャレンジ。数理科学者、コンピュータ関係の情報技術者を目指します