実際に自分の研究したことが、形になることが工学分野の魅力です!
生命工学科 新沼 協 教授
【研究テーマ①】
植物と環境をテーマに研究を行っております。植物の力をどうやって社会に活かすか、また植物をまもるために何ができるのかに注目しています。現在北海道での身近な問題としては、外来植物問題があります。外来植物とは人間によって自然分布以外の地域に移動させられた植物のことを言います。外来植物が広がると、その地域固有の生態系全体への被害が危惧されます。そこで、外来植物がどのように広がっているのかの追跡を行います。広がったルートを解析し特定、原因を見つけることで対処方法が見えてきます。研究室では、外来植物問題の解決に向けて、学生も一緒に外来植物の遺伝的多様性の解析や繁殖特性について調べています。
【研究テーマ②】
もう1つの研究テーマとして、北海道産ワイン醸造用酵母の研究も行っています。バイオテクノロジーというと遺伝子組換えやクローンなどをイメージするかもしれませんが、醤油や味噌、お酒の醸造も生物の力を使ったバイオテクノロジーの1つです。近年北海道ワインが注目されてきており、北海道の豊かな大地からワインづくりに必要な酵母を単離してワイン造りができないか?と考え、学生と試行錯誤し、2019年に商品化にこぎつけました。
学生とは、ワイン作りと共に販売のことも考えて、どのような場所から採れた酵母が良いのか?などワインのブランドイメージも考えながらこだわりを持って一緒に研究を行っています。
実際に自分の研究したことが、形になることが工学分野の魅力の1つでもあります。
【授業に関して】
授業は生物学概論、遺伝子工学などの授業を担当しています。生物である私たち人間には最も身近な学問の1つでもあり、生物を学ぶという事は、自分を知るという事でもあります。
生物の学びを自分事として捉えて見る事で、この分野の面白さ、魅力が見えてきます。
【授業の様子】
生命工学科は、学生と先生の距離が近いことが特徴的です。私も授業の中で出席票に質問を書いて貰い、次の授業ではそこで出た質問を次の授業で発表しています。学生も自分の質問が発表されるので、様々な質問を積極的に出してくれて、良い雰囲気で授業が進んでいます。
また、卒業研究では、植物の力を活かす為に私たちに何ができるのか、学生と一緒にテーマを考えて行っています。研究が上手くいって学生と思わずハイタッチする瞬間は何物にも代えがたい瞬間です。
【高校生のあなたへのメッセージ】
生命工学という分野はあまり、聞き覚えが無いかも知れません。
生命工学とは、生物について学び、その学びを利用することで、人間社会や生物にとって何ができるのか?を考え、広く社会の役に立てる分野です。
在校生もこの分野に興味を持つきっかけは生き物が好き、植物が好きなど様々ですが、生物の学びを自分に置き換えて学ぶと、分野の奥深さ魅力が見えてきます。医療、食料問題、環境問題など、様々な問題解決にもアプローチしうるとても重要な学問です。
皆さんと大学でお会い出来る事を楽しみに待っています!
植物と環境をテーマに研究を行っております。植物の力をどうやって社会に活かすか、また植物をまもるために何ができるのかに注目しています。現在北海道での身近な問題としては、外来植物問題があります。外来植物とは人間によって自然分布以外の地域に移動させられた植物のことを言います。外来植物が広がると、その地域固有の生態系全体への被害が危惧されます。そこで、外来植物がどのように広がっているのかの追跡を行います。広がったルートを解析し特定、原因を見つけることで対処方法が見えてきます。研究室では、外来植物問題の解決に向けて、学生も一緒に外来植物の遺伝的多様性の解析や繁殖特性について調べています。
【研究テーマ②】
もう1つの研究テーマとして、北海道産ワイン醸造用酵母の研究も行っています。バイオテクノロジーというと遺伝子組換えやクローンなどをイメージするかもしれませんが、醤油や味噌、お酒の醸造も生物の力を使ったバイオテクノロジーの1つです。近年北海道ワインが注目されてきており、北海道の豊かな大地からワインづくりに必要な酵母を単離してワイン造りができないか?と考え、学生と試行錯誤し、2019年に商品化にこぎつけました。
学生とは、ワイン作りと共に販売のことも考えて、どのような場所から採れた酵母が良いのか?などワインのブランドイメージも考えながらこだわりを持って一緒に研究を行っています。
実際に自分の研究したことが、形になることが工学分野の魅力の1つでもあります。
【授業に関して】
授業は生物学概論、遺伝子工学などの授業を担当しています。生物である私たち人間には最も身近な学問の1つでもあり、生物を学ぶという事は、自分を知るという事でもあります。
生物の学びを自分事として捉えて見る事で、この分野の面白さ、魅力が見えてきます。
【授業の様子】
生命工学科は、学生と先生の距離が近いことが特徴的です。私も授業の中で出席票に質問を書いて貰い、次の授業ではそこで出た質問を次の授業で発表しています。学生も自分の質問が発表されるので、様々な質問を積極的に出してくれて、良い雰囲気で授業が進んでいます。
また、卒業研究では、植物の力を活かす為に私たちに何ができるのか、学生と一緒にテーマを考えて行っています。研究が上手くいって学生と思わずハイタッチする瞬間は何物にも代えがたい瞬間です。
【高校生のあなたへのメッセージ】
生命工学という分野はあまり、聞き覚えが無いかも知れません。
生命工学とは、生物について学び、その学びを利用することで、人間社会や生物にとって何ができるのか?を考え、広く社会の役に立てる分野です。
在校生もこの分野に興味を持つきっかけは生き物が好き、植物が好きなど様々ですが、生物の学びを自分に置き換えて学ぶと、分野の奥深さ魅力が見えてきます。医療、食料問題、環境問題など、様々な問題解決にもアプローチしうるとても重要な学問です。
皆さんと大学でお会い出来る事を楽しみに待っています!
この先生・教授に出会えるのは・・・
北海学園大学 工学部
多様化する社会ニーズに確かな技術で応える技術者を育成