
私は主に「高齢者の健康寿命をいかに伸ばせるか」ということをテーマに研究しています。健康寿命とは、病気やケガをせず、日常生活での活動を自分でできる期間、つまり生活の質(QOL)を保つことの重要さです。老年学の授業では、その健康寿命を伸ばすために、私の理学療法士としての臨床経験や国立長寿医療研究センターでの研究で得た知識を伝え、有効的な運動や人と交流する社会活動などと健康の関係を理解を深めてもらいます。
また新しい学部では、これまで医療や介護分野において蓄積されたデータから、どういう人が要介護状態やある特定の病気になりやすいのかなどを読み解きながら、予防の方法を考えるなど、より実践的な活用まで学べるようにするつもりです。保健分野とデータサイエンスが結びついた新しい学びに期待してほしいですね。

「データにもとづいて考える力、アプリやICTを活用した健康管理の方法を考える力を養いたい」と先生
先生の授業では、高齢者が抱える課題を知るところから、解決策を考えるために必要なデータとは何かを理解するところからスタートし、具体的な調査、さらに様々な分析の仕方もしっかり学びます。「データを取る、分析するで終わらないのが、畿央大学の新学部での学びです。私の授業でもデータを使ってどんな解決策があるかを考え、実践するところまで指導していきたいと考えています」と先生。また、地域の高齢者との交流や医療福祉関連団体(企業を含む)、行政などと連携したより実践的な学びも準備されているとのことでした。

先生の授業では、超高齢化社会に生きる皆さんが長く健康で幸せに暮らせる方法を考え、実現する力が身に付く
大学生の皆さんには、無限のチャンスがあると私は常々思っています。畿央大学には様々な学部があり、新しい出会いや学びがたくさんありますから、ぜひ皆さんの可能性を広げ、チャンスを掴み取ってください。

日本老年療法学会副理事長、日本予防理学療法学会理事として、日本の学術発展にも貢献している先生
専門:老年学・リハビリテーション科学
理学療法士として訪問看護リハビリセンターに勤務し、神戸大学大学院保健学専攻に進学、その後、国立長寿医療研究センター在籍中に、2012年に大学院の博士課程後期課程を修了(保健学博士)。以降、アメリカのAlbert Einstein College of Medicineへ留学、国立長寿医療研究センター・健康増進研究室長等を経て、2026年に畿央大学へ着任。
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