現在は東京都立高等学校の事務職員として働いています。私は、授業料や学年積立金等の管理、校内の施設管理などを担当しており、保護者や事業者の方と日々やり取りをしています。学校の生徒たちは、廊下ですれ違うと挨拶してくれたり、名前を覚えてくれ声をかけてくれることもあります。事務職員は普段、生徒と関わる機会が多くありませんから、ちょっとした触れ合いでもとても嬉しく感じます。毎日生徒が楽しそうに話す声や部活動中のかけ声が聞こえてきて、自然と明るい気持ちになれる職場です。特に文化祭や体育祭などの学校行事が行われると、盛り上がっている雰囲気を味わうことができ、学生時代を思い出し懐かしくなるものです。
私は20歳のときに大原に入学しました。当初大学生として勉学に励んでいましたが、大学2年生のときに、安定した職業というイメージのあった公務員になりたいと思うようになりました。卒業生の合格実績や、短期間で公務員を目指せる1年制コースがあること、また面接を担当してくださった先生の雰囲気に惹かれ、「ここでなら頑張れそうだ」と思い、大学を中退し大原で公務員を目指す道を選びました。ただ、公務員と一口に言っても幅広い分野にわたる多くの職種があり、どの職種が自分に合っているのかが分かりませんでした。悩む私に対して担任の先生から都庁職員の仕事を勧められ興味をもったことが、現職を目指すきっかけになりました。
1年制コースでは、入学前の2月から講習を受けることができます。早期に公務員試験に向けて勉強に取り組めたのは大きかったです。参加した学校行事のなかでは、フレッシュマン研修が強く印象に残っています。大自然に囲まれた地域での宿泊行事は新鮮で、その場で友達との仲が深まったと思います。もちろん研修なので課題に苦戦することもありましたが、後の面接対策に活かすことができ良い経験でした。公務員試験後から始まるビジネスマナー実習で学んだことは、現在の仕事に役立っています。特に電話応対は何度も繰り返し練習したため、社会人1年目の初めからスムーズに行うことができました。事前に身につけておくと良いスキルだと思います。
東京都教育庁 東京都立高等学校勤務/1年制公務員チャレンジコース/2018年3月卒/在学当時は社会科系科目に苦手意識をもつも、比較的苦手とする人の多い世界史にあえて注力し、周りに差をつけたという戦略家。自らをインドア派と明言する井上さんの日課は、「定時で帰宅しゆっくりと入浴した後、アニメを見ながらお酒を飲むこと」だそうで、休暇制度なども活用しながら、充実した毎日を送っているそう。